朝日新聞記事米田優人2025年11月10日 17時16分最高裁第一小法廷で初めて開かれたウェブ弁論。モニターに映るのは被告側の代理人弁護士=2025年11月10日、東京都千代田区の最高裁判所、代表撮影 最高裁第一小法廷(岡正晶裁判長)は10日、当事者双方の意見を聴く口頭弁論を、ウェブ会議を使って開いた。これまでの民事裁判の口頭弁論は、当事者や弁護士が裁判官と法廷で対面して行ってきたが、昨年から当事者らが法廷に訪れなくてもできるようになった。最高裁が「ウェブ弁論」を開くのは初めて。 この日は、親族間の相続をめぐり、遺言が有効かなどが争われた訴訟の口頭弁論がウェブ会議を使って開かれた。 5人の裁判官が並ぶ席の脇に、モニター2台が置かれ、被告側の代理人弁護士がウェブ上で参加した。岡裁判長が通信状態を確認してから手続きを進め、弁論は10分ほどで終わった。 民事裁判のIT化は段階的に進められている。 2020年2月からは非公開の争点整理手続きでウェブ会議が導入され、24年3月から口頭弁論がウェブ会議で開けるようになった。【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこの記事を書いた人米田優人東京社会部|最高裁専門・関心分野司法、刑事政策、消費者問題、独禁法関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月10日 (月)NHK党の立花容疑者を逮捕葬儀料金めぐるトラブル多発4人の遺族 米オープンAI提訴11月9日 (日)物価高対策に「おこめ券」外観要件、高裁が「違憲」クマ出没、秋の観光に打撃11月8日 (土)「置き配」を標準サービスに首相「存立危機事態なりうる」生活保護費改定やり直し検討11月7日 (金)12歳が「人身取引」被害か警察がライフルでクマ駆除へ日産が本社ビル売却トップニューストップページへ【更新中】「コメ、今は供給不足ではない」 鈴木農水相が論戦交わす17:24高市首相答弁に中国総領事「汚い首斬ってやる」 日本政府が抗議14:07日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去、53歳 22年にがん公表16:50メタルヒーロー、戦隊シリーズの後継で放送へ 「ギャバン」など人気17:00株価5万円はAI「3強」がもたらした 特需にわく偏重相場の危うさ6:00WBCネトフリ独占を考える 国民的試合「無料で見る権利」守る国も17:00