朝日新聞記事2025年11月15日 17時39分林芳正総務相の陣営が山口県選挙管理委員会に提出した領収書の写しのひとつ=日吉健吾撮影(画像の一部を加工しています) 昨秋の衆院選で林芳正総務相(山口3区)の陣営が選挙期間中の労務への報酬の支払先として県選挙管理委員会に報告した人のうち、6人が「労務はしておらず、報酬も受け取っていない」と朝日新聞の取材に証言した問題をめぐり、林氏は15日、「公職選挙法上、問題のない支出だった」と述べた。視察先の長野県佐久穂町で記者団の取材に答えた。 林氏の陣営は県選管に提出した「選挙運動費用収支報告書」に、約270人に労務費として計約316万円を支出したと記載している。 朝日新聞が報告書に記載された人に取材したところ、大半が労務に伴う報酬を受け取ったと説明した。一方で、これまでに6人が、労務にあたったことも報酬を受けたこともないと否定する証言をした。報告書では、陣営が6人にそれぞれ1万円を支払ったと記載されている。 また、陣営が報告書とともに提出した領収書には、それぞれの氏名や「ポスター維持管理費」という支払い名目が明記されていた。記者が情報公開請求で入手した領収書の写しを示したところ、6人全員が、記された文字について「自分の字とは違う」という趣旨の説明をしている。 林氏はこの日、記者団に「選挙運動ポスター貼付(ちょうふ)、毀損(きそん)した場合の張り替え。このことを選対事務局から事前に説明した上で、労賃をお支払いしている」と説明。朝日新聞の報道について、「報じられている方々の発言内容と我々の認識が異なっているように思う。取材時のやりとりは承知しておらず、コメントは難しい」と述べた。【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVP11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能に11月13日 (木)捜査情報漏らしたか 警官逮捕斎藤元彦・兵庫知事を不起訴知床の遊覧船沈没、無罪主張11月12日 (水)殺傷力ある武器、輸出拡大へ俳優の仲代達矢さん死去 92歳Suicaのペンギンが「卒業」へトップニューストップページへ林総務相「公選法上問題ない支出」 6人が受領否定した衆院選労務費17:39狩猟中にクマに襲われ、60歳男性が意識不明 群馬・藤岡の山林17:40激怒?わな?日本渡航自粛 中国の論法、総領事投稿「なかったこと」12:08中国の大手航空3社、日本行きの便は無料でキャンセル・変更可能に17:43デフリンピックの旗手は空手2冠の教員 3度の「やめよう」を経て17:09「ぼっちだったね」娘に言われ ママ友の輪に入れない49歳母の憂鬱10:00