なぜ高い?東京23区の火葬料金 大手が割安「区民葬」から離脱

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毎日新聞 2025/11/15 05:00(最終更新 11/15 05:00) 有料記事 2924文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷写真はイメージ=ゲッティ 少子高齢化で「多死社会」を迎える中、東京都区部で火葬料金が高騰しており、都が実態調査に乗り出すことになった。全国的には火葬料金は無料か、数千~2万円台程度が一般的。一方の23区では最大9万円となっている。なぜこれほどの差があるのか。<主な内容>・割安「区民葬」から離脱の大手・一般火葬料金も高騰・23区の特異な事情・腰を上げた東京都・そもそも長い待機期間割安「区民葬」から離脱の大手 波紋が広がったのは今年8月。23区内に9カ所ある火葬場のうち7カ所が民営だが、このうち六つを運営する葬祭会社「東京博善」(東京都港区)が、比較的安価な「区民葬儀(区民葬)」の枠組みから2026年3月に離脱することを明らかにした。 区民葬は、戦後の経済復興が成る前、費用を抑えて弔いができるよう設けられた制度。「奉仕の心だけでは…」東京博善社長 民営火葬場・祭壇・霊きゅう車運搬の統一料金を、23区の区長で構成される特別区長会と葬祭関連業者が話し合って決めている。火葬料金は現在5万9600円。亡くなった人や葬儀を執り行う親族が23区在住ならば所得に関係なく利用でき、3種類あるサービスの一部のみ使うことも可能。赤字分は業者が負担しており、公費は投入されていない。 斎場使用や遺影などは対象外のため、そうした料金もパックなどになった一般葬儀を選ぶ人も多いが、東京博善の火葬場では、利用者の約1割が区民葬の制度を使っている。24年度は約9700件で、同社の財務上、大きな負担になっているという。 野口龍馬社長は「区民葬は本来、低所得者層の負担軽減というのが目的だが、それ以外でも使えてしまうという制度自体に課題がある」と離脱理由を説明する。 一方の特別区長会は東京博善の離脱に合わせ、火葬費用の助成を26年4月から始めると発表した。当面、区民葬の枠組みで祭壇や霊きゅう車を利用し、火葬は東京博善で行った人が対象となる。一般火葬料金も高騰 区民葬を巡る議論が湧き起こる中、一般火葬料金の高騰も注目を集めるようになった。 東京博善は、区民葬を利用しない一般の火葬料金を21年に5万9000円から7万5000円に上げ、さらに24年には9万円に値上げした。燃料費と人件費の高騰が要因という。 野口社…この記事は有料記事です。残り1988文字(全文2924文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>