宮城県知事選、憤っていた最年少候補者 4番手に沈んだ「格差是正」

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朝日新聞記事有料記事大山稜2025年11月16日 10時00分阿武隈川にかかる丸森橋=2025年11月6日午後1時55分、宮城県丸森町、大山稜撮影 得票率1.83ポイント差で勝負が決する接戦となった10月の宮城県知事選。6選を果たした村井嘉浩氏と参政党の全面応援を受けた和田政宗氏の戦いは、全国から注目を集めた。取材を担当した記者(32)は取材時間の大部分をその2陣営に充てたが、一つ心残りがあった。 投開票日から約1週間後、県南部の丸森町のある民家へ向かった。作業着姿で出迎えてくれたのは、そこに住む元角田市職員の伊藤修人さんだ。歴代候補者で最年少の33歳。記者の1歳上。無所属新顔として臨んだ選挙戦は2万445票(得票率2.36%)で4番手に沈んだ。 朝日新聞は今回の知事選で、一定の得票が見込まれた村井氏、和田氏、遊佐美由紀氏の3陣営の取材に注力した。政治家としての活動経験も、党派の後ろ盾もない伊藤さんは「有力候補」とは言えない存在ではあった。しかし、その訴えにはうなずける点も多く、選挙活動を追えなかったことは記者にとって期間中の反省点だった。知事選を戦い終えた伊藤修人さん=2025年11月6日午後0時6分、宮城県丸森町町西、大山稜撮影「外国人脅威論」に憤り 「選挙に出たことで県政に言いたいことは言えた。でも、半分以上かき消された」。選挙戦を終えた伊藤さんの声には怒りがこもっていた。 和田氏や応援に入った参政党…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこの記事を書いた人大山稜仙台総局|行政担当専門・関心分野気象、防災行政、労働関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月16日 (日)「非核三原則」見直し検討へ中国、日本渡航自粛呼びかけ東京都、宿泊税引き上げ検討11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVP11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能に11月13日 (木)捜査情報漏らしたか 警官逮捕斎藤元彦・兵庫知事を不起訴知床の遊覧船沈没、無罪主張トップニューストップページへ暗号資産を金融商品に ビットコインなど105銘柄、税率軽減検討5:00酒店の先客はクレープほおばる小学生 ニュータウンの一角で漏れる光6:004首相を輩出、保守王国で自民に迫る危機 楽観一転「いつのまにか」19:01宮城県知事選、憤っていた最年少候補者 4番手に沈んだ「格差是正」10:00「渡航自粛の影響は大きくない」 元外交官がみる関係修復のカギは20:00「女性初」を超えていこう 日本政治学会理事長に初の女性教授10:00