女性被爆者、心身両面で厳しい境遇 結婚、経済…心に重し

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毎日新聞 2025/11/16 09:15(最終更新 11/16 09:15) 684文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷証言を紹介しながら、原爆が女性に与えた影響について語る山口響さん(左)=長崎市で2025年11月9日午後3時25分、尾形有菜撮影 市民団体「長崎の証言の会」が発行する被爆証言誌の編集長を務める山口響さん(49)が「被爆証言をジェンダーから読む」をテーマに長崎市で講演した。これまでに記録された証言を紹介しながら、被爆した女性たちが結婚や経済面などで苦しみ、心身両面で厳しい境遇に追い込まれていたと指摘した。【尾形有菜】 何度もケロイドの整形手術を受けた女性は「私など結婚の資格もない」と語っていた。17歳で被爆した女性は髪の毛がほとんど抜け落ち、復員した兄から「(自分は)被爆女性とは絶対結婚しない」などと言葉を浴びせられ、ショックを受けていた。山口さんは「原爆は女性たちに心理的な面でも厳しい影響を与えた」と語った。Advertisement 原爆投下後、爆心地から離れた農村部や列車で負傷者が搬送された駅などでは、地元の婦人会などが被爆者の救護に当たった。山口さんは「救護被爆者は、自分が被爆者援護法の適用対象だと認識していない場合が多く、援護の枠組みから女性が取りこぼされている可能性がある」と指摘した。 女性たちが置かれた状況を踏まえ、山口さんは「いったん原爆被害を起こすと全ての問題を解決することは難しい。だから、核兵器は二度と使われてはならないし、廃絶されなければいけない」と語った。 東京都から参加した会社員、稲原真一さん(38)は「原爆被害はいまだに全て捉えられていないと感じた。語られていないことは何かを、もう一度見直していかないと、被爆の実相は見えないのでは」と話した。 講演は、ジェンダーの視点から核廃絶を目指す学生らの団体「GeNuine(ジェヌイン)」が主催。オンラインを含め約30人が参加した。【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>