高校総体のボクシング連覇 三木姫愛さん 得意技は右アッパー

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毎日新聞 2025/11/10 12:15(最終更新 11/10 12:15) 1099文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷三木姫愛さん=大阪府高石市で2025年10月23日午後4時22分、中村宰和撮影 今夏の全国高校総体公開競技、ボクシング女子ライトフライ級で連覇を果たした三木姫愛さん。得意の右アッパーで相手の体を起こし、連続パンチを繰り出す攻撃的なスタイルが持ち味だ。「周りのみんなが自分のことのように喜んでくれるのがうれしい」と笑みがこぼれる。 幼稚園の時に父親に勧められキックボクシングを始め、小学3年でボクシングの体験会に参加して「楽しい。やりたい」と決めた。競技を通して多くの刺激を受け、自分と向き合って成長につながったと感じる。ボクシングを詳しく知らない人から「パンチが痛そう」と言われることに、「痛さは感じない。はまってしまえば楽しい。かっこいいし、強くなりたいと思って始める人は多い」と話す。Advertisement 毎朝4キロのランニングを欠かさず、夕方に1日2時間の練習を積み、週2回はウエートトレーニングに励む。試合では足を使って相手との距離を保つなどの駆け引きも重要で、「ただパンチを出せば当たるスポーツではない。選手はみんな頭を使っている。そこが面白い」と力説する。 約2年前の全日本女子ジュニア選手権大会準々決勝で同世代の選手に敗れたことが転機になった。それまで国内大会で無敗を誇り、「負けると思っていなかった。ボクシングをやめたい」と大きなショックを受けた。約2週間、練習から離れた。だが、家族から「もう一回頑張ったら」と言われ、「ボクシングが嫌いじゃない。負けたまま終わりたくない」と戦う気持ちがよみがえった。「ずっと勝ってきたので完璧だと思い違いしていた。負けて追いかける立場になり、もっと練習を頑張ろうという姿勢に変わった」と振り返る。 試合前に「負けたらどうしよう」と不安がよぎっても、「最後は自分を信じて開き直る」ことを心がけている。高校総体を連覇し、苦しい時に寄り添ってくれた家族や先生、ジムの指導者、友人に対する感謝の気持ちでいっぱいになった。 2028年のロサンゼルス・オリンピック出場を目標に掲げる。大学進学を予定し、五輪にライトフライ級の種目がないため、階級をフライ級に上げて挑む。女子のフライ級は21年の東京五輪で並木月海選手が銅メダルを獲得した階級で、強豪がそろう。「夢の五輪にはまだまだ遠い。勝つために強くなりたい。日本のトップに立ち、海外の選手にパワーで負けないようにしたい」。視線の先は世界を見据えている。【中村宰和】三木姫愛(みき・ひより)さん 2008年生まれ、堺市西区在住。羽衣学園高3年。身長160センチ、体重48キロ。公式戦の通算戦績は38勝6敗。趣味は編み物、映画やドラマの鑑賞で、ボクシングを題材にした映画「ロッキー」シリーズは全作品を見た。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>