地方企業も熱視線のインド人技術者 「金の卵」の実像とは?

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久野洋森永亨毎日新聞 2025/11/11 16:00(最終更新 11/11 16:00) 有料記事 2779文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷九州電力のグループ会社でインターンシップを経験するインド人の学生たち=福岡市中央区のキューデン・インターナショナルで2025年10月16日午後1時39分、久野洋撮影 人口が世界1位となり、経済成長が著しいインド。毎年150万人の工科系人材を輩出しており、エンジニア不足に悩む日本の産業界が注目している。日印両政府が人材交流を後押しするなか、IT分野で世界をリードするインドの「金の卵」に振り向いてもらおうと、地方企業も触手を伸ばす。その現場を探った。 【関連記事】 ・「日本は選ばれる」福岡のインド総領事が見る未来 ・なぜ日本の地方にインド人が職を求めるのか 「インドではすばらしい人材が育っている。ぜひ福岡で活躍してほしい」。10月下旬、福岡県庁で対面したインド人学生19人に服部誠太郎知事が呼びかけた。 訪れたのは、インドの難関国立大「インド工科大(IIT)」などの学生らで、外務省の交流事業で来日し、九州電力やクラフティア(旧九電工)などの福岡県の企業で8日間のインターンシップを経験した。 人口14億人のインドは、IT企業の集積などで経済が成長し、2025年にも国内総生産(GDP)が日本を抜き世界4位になるとの予測がある。 大学の整備にも力を入れており、インド全土に23校のキャンパスがあるIITは、米国のIT大手の幹部らを輩出。他にも続々と大学が誕生しており、工科系だけで日本の全大学卒業生の2・5倍の150万人が毎年卒業する。アニメなどの文化にひかれる学生も グローバル企業に採用されて1000万円以上の年俸を得る若者もいる一方、インド国内の就職状況は厳しく、給与格差も大きい。 海外に活路を見いだす学生も多く、日本企業もインドでの採用を強化。IITハイデラバード校では日本貿易振興機構(JETRO)などが日本企業を紹介するイベントを開き、大手メーカーなどが求人情報を発信している。 インド学生の就職状況に詳しい亜細亜大の九門大士(くもんたかし)教授(経営学)によると、インド国内では年収80万~100万円ほどの初任給のエンジニアも広くみられ、日本の中小企業の給与水準でも多くの応募があるという。「英語圏を第1志望とする学生が多いが、暮らしやすさやアニメなどの文化にひかれて日本を希望する学生も一定数いる」と解説する。4月、福岡に総領事館を開設 石破茂前首相とインドのモディ首相が8月に合意した「共同ビジョン」でも、留学生や日本企業の現地採用を含めた人材交流を、5年間で50万人以上とする目標を掲げる。受け皿として注目されているのが、九州などの地方都市だ。 インド政府は今年4月、福岡市に日本で3カ所目の在外公館となる総領事館を開設。ラムクマール・チャクラバルティ総領事は「九州は生活コストが安く、生活の質が高い。半導体や製鉄や自動車、造船などの九州の企業でインド人は活躍…この記事は有料記事です。残り1668文字(全文2779文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>