活イカ戻ったぜ、函館 小型船釣り漁再開、1キロ4000円近い高値

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野田一郎2025年11月12日 18時15分【動画】イカの町・北海道函館市に活スルメイカが戻ってきた。小型船釣り漁ができなくなって約3週間。1キロ4千円近い高値がついた=野田一郎撮影競りにかけられた「いけすイカ」。まだぴくぴくと動いていた=2025年11月12日午前5時20分、函館市水産物地方卸売市場、野田一郎撮影 スルメイカの小型船(5トン以上30トン未満)による釣り漁が約3週間ぶりに再開され、イカの町・北海道函館市に12日、活イカが戻ってきた。 地元の函館市漁協では、とれたイカは船の水槽で生きたまま港まで運ばれ、鮮度が良いことで知られる。車で約10分の卸売市場に運ばれるものは「いけすイカ」と呼ばれ、すぐに競りにかけられる。一部は港で水槽を備えた車に移され、「活イカ」としてより高値で取引され、観光の目玉だ。 漁獲可能量を超え、漁ができない状態が続いていたが、道が許可する「試験操業」として再開された。初日の10日はしけで出漁できず、一部の船が11日夕から出た。 水揚げは12日午前4時頃から始まった。 「休漁前はイカがいたが、もういないね」。坂田豊さん(63)は嘆いた。知内町沖まで行ったがイカが少なく、函館市沖に戻ってようやく釣れ始めたという。 全体の水揚げは約300キロで、ほとんどが活イカに回った。午前5時半に始まったいけすイカの競りでは1キロ3300円で落札された。休漁前は1キロ1500円前後だったという。 相対取引される活イカは1キロ3960円の値がついた。 道漁業管理課によると、試験操業は道内の238隻に許可が出された。漁獲枠の398トンを超えると、再び漁ができなくなる。【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこの記事を書いた人野田一郎函館支局長専門・関心分野人権、人口減、文化こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月12日 (水)殺傷力ある武器、輸出拡大へ俳優の仲代達矢さん死去 92歳Suicaのペンギンが「卒業」へ11月11日 (火)議員定数削減、自維で温度差米政府機関の閉鎖、解除へ減る東京の農地 都が支援に力11月10日 (月)NHK党の立花容疑者を逮捕葬儀料金めぐるトラブル多発4人の遺族 米オープンAI提訴11月9日 (日)物価高対策に「おこめ券」外観要件、高裁が「違憲」クマ出没、秋の観光に打撃トップニューストップページへ斎藤元彦知事とPR会社長を不起訴 兵庫知事選巡る公選法違反容疑17:09「ふざけるなと叫びたくなった」 知床遊覧船事故初公判に家族憤り16:40不正会計のオルツ、事業存続せず清算へ 旧役員への損賠請求も視野17:54大規模な太陽フレア相次いで発生 数日内にGPSや通信に影響おそれ18:21山本由伸が都城高で築いた基礎、投手転向前のポジションと育成の意図17:30「学歴」の微妙な立ち位置 学生の成長物語に出てこない大学の授業12:30