2025.11.09乗りものニュース編集部tags: NEXCO東日本, 三陸道, 東北道国土交通省 三陸国道事務所は2025年11月6日、三陸道(三陸沿岸道路)で新たに「田野畑思惟IC」が12月6日に開通すると発表しました。道の駅直結の新IC、そこはもともと… 国土交通省 三陸国道事務所は2025年11月6日、三陸道(三陸沿岸道路)で新たに「田野畑思惟(しい)IC」が12月6日に開通すると発表しました。三陸道。この写真左側の本線外の田野畑チェーンベースに、田野畑思惟ICが開通する(乗りものニュース編集部撮影)。 2021年12月に仙台から八戸までの359kmが全線開通した三陸道で初となる新ICです。岩手県田野畑村の田野畑南IC~田野畑中央IC間に開設。村が主体となって整備を進めてきました。 ここにはもともと、上下線集約型の田野畑チェーンベース(チェーン脱着所)があり、「道の駅たのはた」が隣接していましたが、道の駅を利用するには田野畑中央ICから迂回しなければなりませんでした。チェーンベースと路外を結ぶ車路を一般車も通行可能とし、ICとして整備した形です。ただし、車長12mを超える車両は利用できません。 田野畑村の佐々木 靖村長は新ICについて、「道の駅に立ち寄りやすくなり、オープン当初(2021年4月)の利用者数にV字回復することを期待しております」とコメントしています。 三陸道は宮城県内の26kmのみが有料区間で、残り333kmは無料で通行が可能です。ただ、本線上にいくつかあるPAのほとんどには、商業施設はおろかトイレも設置されていません。こまめに設けられたICを通じて、一般道に点在する道の駅のトイレなどを利用することになります。 このため、宮城県気仙沼市の本吉PA以北は、八戸道の福地PAまで、250km以上におよぶ“トイレ空白地帯”となっていますが、田野畑思惟ICのように道の駅が隣接するICもいくつか存在。三陸道の開通後に、既存の道の駅をIC隣接地へ移転したケースもあります。【助かる…!】これが「トイレに行ける」三陸道の新ICです(地図/写真)