根本快 新屋絵理2025年11月9日 9時31分兵庫県知事選が告示され、集まった人たちに演説をする立花孝志氏=2024年10月31日午前10時37分、神戸市中央区 兵庫県の内部告発文書問題にからみ、今年1月に死去した竹内英明・元県議(当時50)に関するデマをSNSで拡散して名誉を傷つけたなどとして、県警は9日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕したと発表した。 県警は、捜査に支障が出るおそれがあるとして認否は明らかにしていない。 竹内氏の妻(50)は立花容疑者を名誉毀損容疑で県警に刑事告訴し、今年6月に受理されていた。 告訴状によると、立花容疑者は2024年12月、大阪府泉大津市長選での街頭演説で、「竹内県議はめっちゃやばい。警察の取り調べを受けているのは間違いない」などと発言し、さらに竹内氏が自死した後の今年1月19日にYouTube動画で竹内氏について「どうも明日逮捕される予定だったそうです」などと虚偽の発言をして、竹内氏の名誉を毀損したとしていた。 竹内氏の妻によると、竹内氏にはこの後、「竹内が黒幕」「責任をとれ」などと記した郵便物が届くなど、誹謗(ひぼう)中傷が相次いだ。 竹内氏は昨年11月に議員辞職し、今年1月18日に自死した。 竹内氏の妻は8月に会見を開き、「夫は、立花氏から(文書問題の)『黒幕』と名指しされて、人々の憎悪の対象にされ、絶望して命を絶った」と訴えていた。 一方で立花容疑者は自身のユーチューブで、竹内氏が警察の取り調べを受けていることが事実だと信じるような事情があったと説明していた。 竹内氏は、内部告発文書の真偽を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務めていた。【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこの記事を書いた人根本快神戸総局|事件・司法担当専門・関心分野事件、政治資金新屋絵理神戸総局専門・関心分野裁判、人権、国際情勢、フランス兵庫県の内部告発文書問題2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月9日 (日)物価高対策に「おこめ券」外観要件、高裁が「違憲」クマ出没、秋の観光に打撃11月8日 (土)「置き配」を標準サービスに首相「存立危機事態なりうる」生活保護費改定やり直し検討11月7日 (金)12歳が「人身取引」被害か警察がライフルでクマ駆除へ日産が本社ビル売却11月6日 (木)米NY市長選 マムダニ氏が当確国のコロナ補助金 過大交付日経平均株価 一時5万円割れトップニューストップページへ親の介護も認められず「今すぐ出て行け」 医師めざす男性縛る地域枠7:00性別変更の外観要件、高裁が違憲判断 トランス女性「やっと…」5:006.2%の人が所得税額の62%を負担 会社員らの税、しくみと課題8:00【そもそも解説】COP30開催地ベレンとは 「アマゾンの玄関口」9:00メキシコの大統領、路上で痴漢被害 動画の報道も「二次被害」と批判2:28草彅剛さんは言い聞かせる 焦らないために「間違いは毒出し」と8:00