将棋界のサグラダ・ファミリア 将棋倶楽部24、終了決めた席主の思い

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毎日新聞 2025/11/9 09:00(最終更新 11/9 09:00) 有料記事 2528文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷年内でのサービス終了を発表したオンライン対局サイト「将棋倶楽部24」のスクリーンショット インターネット最大の将棋対局サイト「将棋倶楽部24」が2025年末、サービスを終える。 インターネット黎明(れいめい)期の1998年に始まり、ネット対局の隆盛、人工知能(AI)の台頭という激動の時代に、多くの将棋ファンに愛された。 四半世紀にわたり、ほぼ一人でサイト運営を担ったのが席主、久米宏さん(71)だ。女流棋士に完勝、プロも絶賛 久米さんは浜松市出身。富士ゼロックス(現富士フイルムビジネスイノベーション)に入社し、ネットワーク関係を担当する技術部門に所属した。 将棋の実力は高い。 78年、月刊誌「将棋世界」で、蛸島彰子女流六段に腕に覚えのあるアマチュアがハンデなしの「平手」で挑戦する企画「真部・蛸島の将棋学校」が組まれた。 公募に応じた二~四段のアマチュアは9連敗した。10人目に選ばれた四段で24歳の久米さんは堂々たる指し回しで完勝した。 真部一男九段は講評で絶賛した。 「文句のつけようがないほど、すばらしい将棋でした。序盤で少し作戦勝ちをして、中・終盤がまた、滅法(めっぽう)強いのでは、蛸島さんとしても手のほどこしようがなかった」将棋愛好家の視点 40歳を迎える頃、新規事業の募集が社内であった。 「管理職の仕事が多くなる年代だが、技術職で管理職はやりづらい」 得意な将棋とインターネット技術を組み合わせ、「将棋倶楽部24」の企画を出した。 サービスが始まった98年、他にも対局できるサイトはあったが、「成績が残らず、棋譜も見返せないのが物足りなかったんです」。 棋譜を見られるようにし、成績によって数値が上下するレーティングの仕組みを取り入れた。 その結果、高段者から初心者までが同じ実力の人と戦いやすくなった。 将棋愛好家の視点でファンが求める機能を充実させたことで、すぐに多くの人が集まるようになった。 「有料で採算が取れるようにした企画でしたが、人が集まったので広告収入が入り、有料化しなくて済みました」利用者からプロ棋士誕生 通常、将棋を生で観戦しながら、見ている人同士が次の手を予想し合うことは…この記事は有料記事です。残り1663文字(全文2528文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>