視覚障害のあるコンサルタントが思う 企業と障害者社員の理想の関係

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毎日新聞 2025/11/13 11:00(最終更新 11/13 11:00) 有料記事 2969文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷障害者雇用について話す初瀬勇輔さん=東京都で2025年9月19日午前9時6分、加藤昌平撮影 障害者雇用促進法により障害者雇用は年々増える傾向にある。厚生労働省によると、2024年の民間企業の障害者雇用率は2・41%で過去最高を更新。促進法が定める現行の法定雇用率は2・5%(公的機関や独立行政法人は2・8%)で、26年7月から2・7%(同3・0%)に引き上げられる。 障害者雇用のコンサルタント会社「ユニバーサルスタイル」(東京都)代表で、視覚障害のある初瀬勇輔さん(44)は「お互いに環境を整えようという姿勢が大切」と語る。障害者が働きやすい企業となるために何が求められるのだろうか。【聞き手・加藤昌平】 障害者の雇用や合理的配慮に関する主要企業アンケートの回答詳報はこちらです  ――初瀬さんは緑内障で視力を失い、障害とどう向き合ってきたのでしょうか。 ◆大学浪人中に右目が見えなくなり大学2年の終わりごろに左目にも発症しました。教室までたどり着けず、テキストも読めない、ノートも取れない状況で、友人が毎日送り迎えをして教室でも付き添ってくれました。大学の事務局も先生一人一人と交渉して、口頭試験や個別授業などの配慮をしてもらいました。 ――08年の北京パラリンピックに柔道の日本代表で出場しました。 ◆中高生の時に柔道をやっていました。視力を失った後、大学の友人の助言を受け、視覚障害者柔道のメダリストに話を聞き、再び練習に励むようになりました。大学4年の時に全日本視覚障害者柔道大会で優勝し、卒業後に世界選手権にも出場しました。 ――就職活動はどうでしたか。 ◆中途失明した当時は仕事ができるなんて考えられませんでした。大学の先生が大学の就職課に連れて行ってくれて、100社以上にエントリーシートを送りました。今なら音声によるウェブエントリーやオンラインでの試験実施など個別の配慮を企業にお願いできますが、約20年前の当時は障害者雇用に熱意がない時代でした。 ここからは初瀬さんが就職から起業に至った経緯、障害者を雇用する企業へのアドバイス、そして障害者雇用の理想像を聞いていきます。 ――就職してからはどうでしたか。 ◆面接に進めた2社の…この記事は有料記事です。残り2090文字(全文2969文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>