毎日新聞 2025/11/12 15:00(最終更新 11/12 15:00) 986文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷カメムシ=ゲッティ 秋が深まるにつれ、家にカメムシがやってくる。刺激すると、悪臭を放つ。 交流サイト(SNS)にも、「カメムシ多すぎて臭い」「朝からカメムシ踏んづけた」といった投稿が後を絶たない。 なぜだろう? 理由と対処法を取材した。一部が越冬 市街地のカメムシに関する公的な調査はないが、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシといった果樹カメムシ類などが害虫としてよく知られている。Advertisement 農林水産省によると、果樹カメムシ類は春以降にスギやヒノキなどの針葉樹林で球果内の種子を餌として繁殖する。餌がなくなると森林から果樹園に飛来して被害をもたらすほか、市街地の民家にも出没する。 冬には森林に戻って多くが死ぬが、一部は越冬する。 森林には戻らず、光やぬくもりに誘われて民家に入り込み、越冬する個体もいる。秋になると、家の中でカメムシを目にすることがあるのはそのためだ。「虫が居心地のいい環境作らないで」 捕まえたり刺激したりすると、悪臭を放たれることがある。 では、最初から侵入を防ぐにはどうすればいいのか。 「暖かい環境、白いもの、光の三つは要注意です」 そう指摘するのは、住宅に出る害虫の対処法に詳しい1級建築士の淀川美和さんだ。 カメムシやゴキブリなどが暖かい住宅に入ってくる主な経路は窓と玄関だという。 まず、換気する際は窓を全開にして網戸を閉め、隙間(すきま)をなくす必要ある。 次に、玄関ドアは機密性が高いように見えて、特に古いタイプは下に隙間があることもある。そのため、新聞紙や市販のグッズで隙間を埋めるとよい。カメムシ=ゲッティ エアコンの室外機からつながるホースなども侵入の経路になりうる。こうした経路を塞ぐグッズも100円ショップなどで入手できる。 カメムシは白色を好むため、外干しした白い洗濯物と一緒に家の中に入ってしまうこともある。そのため、取り込む際は振り払うようにしたい。 ちなみに、害虫や花粉対策として、住宅リフォームの際に部屋干し機能を検討する人も多いという。 虫の多くは紫外線を頼りに移動する習性があるため、室内の照明器具に紫外線量が少ないLED(発光ダイオード)を用いるのも効果的だ。 庭やベランダの枯れ草や落ち葉などの掃除もしておきたい。 淀川さんは「寒くなるこの季節、虫にとって居心地がいい環境を作らないことも大切です」と呼びかける。【山崎明子】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>