毎日新聞 2025/11/12 16:06(最終更新 11/12 16:06) 997文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷労働者協同組合「フリージアの会」創立総会で、支援者から花束を受け取る小西清香さん(右から3人目)=香川県観音寺市で2025年10月20日午後2時31分、佐々木雅彦撮影 ひきこもりや不登校の当事者、その家族を支援するボランティア団体「フリージアの会」(香川県観音寺市)が、自由で多様な働き方を実現できる「労働者協同組合」として組織を法人化し、新たなスタートを切った。同組合の発足は香川県内では初めて。 労働者協同組合は、2022年に施行された同組合法に基づく法人制度。労働者らが組合員として出資して自ら事業を営むことで、組合員同士が意見を出し助け合いながら地域の課題解決に取り組むことができるようになった。Advertisement 同組合では株式会社と異なり、組合員は出資額にかかわらず、1人1票の議決権を持つ。運営方針は組合員全員が平等の立場で話し合い、合意形成を図るのが特徴だ。25年11月1日現在で、全国で36都道府県の計173法人が設立されている。分野は高齢者支援、障害者支援、困りごと解決支援、キャンプ場経営、店舗運営、家事代行などさまざまだ。 フリージアの会は23年に観音寺市在住の小西清香さんらが結成した。小西さんの息子は社会人になってから2年間、ひきこもりになった経験がある。その時、相談する窓口がなかなか見つからなかったため、同じような親と一緒に会を作り、月2回、悩みを分かち合う「お話し会」を始めた。労働者協同組合「フリージアの会」のチラシ そのうち、どんな当事者でも何か得意なことが必ずあると思うようになった。「数学が得意な子や、勉強は苦手でも体力がある子もいる。外で日光を浴びるのは苦手だけど、イラストをかくのが上手な子も」。一方で、知人らから、庭の水やりや農作業の繁忙期などで「短時間や短期間でいいから、誰か手伝ってくれないか」との要望も聞くようになった。 「みんなの得意と地元の困りごとをマッチングできないだろうか」と考えていた25年夏、同組合制度のことを知人に教えてもらい、準備を進めてきた。 フリージアの会は組合としての創立総会を10月20日に開き、小西さんが代表理事に就いて組合員3人でスタート。年内に20人程度に増える見込みだ。マッチングを進めることで、ひきこもり当事者らへの支援につなげていくことを目指す。小西さんは「一般的な会社に勤めるのが難しい人にとって、この組合が社会に出るためのきっかけになれば」と願っている。 同組合の制度の詳細については、厚生労働省のサイト「知りたい!労働者協同組合」を参照。フリージアの会への問い合わせは小西さん(090・1324・5288)。【佐々木雅彦】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>