図解あり 国本愛毎日新聞 2025/11/15 12:56(最終更新 11/15 12:57) 有料記事 1340文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷国際NGO「アライアンス・アンチ・トラフィック」のプログラムコーディネーターを務めるシャリラット・センスワンさん=タイの首都バンコクで2025年11月14日、国本愛撮影 東京・湯島の違法性風俗店で、12歳の少女が働かされていたことが判明し、衝撃を与えている。事件は少女の母国タイでも大きく報道された。女性や子どもを人身取引から守る活動を長年行ってきたタイの国際NGO「アライアンス・アンチ・トラフィック」(AAT)のシャリラット・センスワンさんに聞いた。【聞き手・バンコク国本愛】 ――今回の事件をどう受け止めるか。 ◆昔と比べ、タイ人女性や子どもが日本で売春を強要される事例は非常に少なくなっており、今回の報道には驚かされた。とりわけ、性的搾取を目的に母親が自ら子どもを海外に連れ出すというのはほとんど例がなく、極めて異例だ。日タイ両国の反響も大きく、帰国後に少女が受ける心理的負担が懸念される。 約10年前にも、少女と同じタイ北部出身の18歳女性が飲食店の仕事とだまされて来日し、売春を強いられたケースがあった。近年はタイ政府が国境を超えた人身取引の取り締まりを強化しているが、交流サイト(SNS)の普及でやり取りがオンラインに移行し、従来よりも実態がつかみにくくなっている。 ――少女を連れてきた母親については。 ◆報道が事実であれば、母親はタイでも人身売買の加害者として法的責任を問われる。実母である分、より重い刑事罰が科される可能性もある。一方で、母親が完全な加害者と言い切れるかは慎重であるべきだ。借金や脅迫などにより第三者から強要されていれば、加害者であると同時に被害者の側面もあり得る。 ――被害少女への影響はどれほど深刻か。 ◆AATが救出してきた子どもたちの中には、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やパニック障害、性依存など、深刻な症状が複合的に表れるケースが多い。さらに性被害だけでなく、家庭崩壊や教育の欠如、愛情不足など、さまざまな背景要因が重なっていることも珍しくない。今回の少女も、長期的な心理ケアや保護が必要になる可能性が高い。 ――タイではどのような子どもが性的搾取や人身取引の被害に遭いやすいのか。 ◆貧困は大きな要因だが、それだけではない。AATが救出した…この記事は有料記事です。残り477文字(全文1340文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>