朝日新聞記事有料記事安田琢典2025年11月15日 11時00分路線バスの運転士として活躍する谷中笑美さん=2025年11月6日午後0時36分、津市栄町4丁目、安田琢典撮影 少子高齢化が進み、労働力人口の先細りが懸念される三重県で、高度な技能や知見を持った外国人留学生を正社員として雇用する企業が相次いでいる。業績や規模を拡大させたり、訪日外国人客(インバウンド)増を見越した企業戦略の見直しを図ったりと狙いは様々だ。「外国人採用」をめぐる現場を訪ね、2回に分けて報告する。 三重交通(本社・津市)は三重県内外で自治体が委託するコミュニティーバスを含む203路線のバスを運行し、年間2千万人を超す乗客を運ぶ。観光バス事業も手がける同社は、2024年度から留学生の新卒採用や、永住資格を持つ外国人を正社員として採用する動きを本格化させてきた。 「縁あってせっかく来てくれた留学生が大都市圏で就職するのは、三重県にとっては人材流出と変わらない。危機感を抱いていた」 こう語るのは、早川正素・取締役人事部長だ。同社によると、県内には三重大や鈴鹿大、四日市大などに約800人の留学生がいるものの、卒業後は県内に残らず、東京や名古屋、大阪など大都市圏で就職してしまう傾向があったという。語学堪能のネパール人留学生に着目 昨年度に始めた留学生採用…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVP11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能に11月13日 (木)捜査情報漏らしたか 警官逮捕斎藤元彦・兵庫知事を不起訴知床の遊覧船沈没、無罪主張11月12日 (水)殺傷力ある武器、輸出拡大へ俳優の仲代達矢さん死去 92歳Suicaのペンギンが「卒業」へトップニューストップページへ中国、日本渡航自粛を呼びかけ 高市首相発言で安全に「重大リスク」3:30トランプ氏、相互関税から一部農産物除外 米国民のインフレ不満意識9:35田畑の2階で電気「収穫」、農地も復活 国谷裕子さんと歩いてみると6:00東京都が宿泊税の引き上げ検討 観光客の急増背景、ホテル側に懸念も9:30ドイツ生まれのグミ アメやガム超え急成長 日本で「進化」した理由7:00デンマークの高級家具会社が海外初進出 選んだのは東京でなく神戸8:00