4年で年商30億円増!人材不足の中小企業、飛躍のカギは外国人社員

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朝日新聞記事有料記事安田琢典2025年11月15日 11時00分パソコンでデータを入力するチャン・トゥ・タオさん=2025年10月15日、津市あのつ台1丁目、安田琢典撮影 少子高齢化が進み、労働力人口の先細りが懸念される三重県で、高度な技能や知見を持った外国人留学生を正社員として雇用する企業が相次いでいる。業績や規模を拡大させたり、訪日外国人客(インバウンド)増を見越した企業戦略の見直しを図ったりと狙いは様々だ。「外国人採用」をめぐる現場を訪ね、2回に分けて報告する。 2023年2月に設立された津市の「太成ホールディングス」は、三重など3県とベトナムにある七つの会社で構成する。制御盤の設計や電子機器の開発などを手がけるほか、製造業の自動化を手助けするコンサルタント的な業務も担っている。 同社の前身は1960年に設立された「菱工(りょうこう)産業」だ。従業員70人、年商40億円ほどの中小企業で、パナソニックやダイキンなど電機大手に電設資材などを販売してきた。21年に3代目社長に就任した今村太一さん(38)が、伸び悩んでいた業績の潮目を変えた。 今村さんは大学卒業後、大阪市内の商社で働いた。東大阪市や兵庫県尼崎市など中小企業が多いエリアを受け持ち、三重県と比較して労働人口があるにもかかわらず、従業員不足に悩み、多くの企業が廃業する現実を目の当たりにしたという。祖父が興した会社に漂う不安な先行き 少子高齢化が進み、人口減も始まっている国内の現状を鑑みると、祖父が興した菱工産業の先行きは不安だった。 特に地方はエンジニアなど専…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVP11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能に11月13日 (木)捜査情報漏らしたか 警官逮捕斎藤元彦・兵庫知事を不起訴知床の遊覧船沈没、無罪主張11月12日 (水)殺傷力ある武器、輸出拡大へ俳優の仲代達矢さん死去 92歳Suicaのペンギンが「卒業」へトップニューストップページへ中国、日本渡航自粛を呼びかけ 高市首相発言で安全に「重大リスク」3:30トランプ氏、相互関税から一部農産物除外 米国民のインフレ不満意識9:35田畑の2階で電気「収穫」、農地も復活 国谷裕子さんと歩いてみると6:00東京都が宿泊税の引き上げ検討 観光客の急増背景、ホテル側に懸念も9:30ドイツ生まれのグミ アメやガム超え急成長 日本で「進化」した理由7:00デンマークの高級家具会社が海外初進出 選んだのは東京でなく神戸8:00