入学9人、廃校危機から一転人気校に 「ニセコ高の奇跡」なぜ起きた

Wait 5 sec.

毎日新聞 2025/11/15 11:00(最終更新 11/15 11:00) 有料記事 2702文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷放課後にニセコ高のワールドビレッジに集まり、ALT(左)と英語で会話する生徒たち=北海道ニセコ町で2025年10月16日午後4時31分、後藤佳怜撮影 入学者9人で廃校の危機にひんした町立高校が、わずか5年で出願倍率1.5倍の人気校になった。 ドラマのような逆転劇を実現したのは、昼間定時制高校・北海道ニセコ高だ。 全校生徒約100人の農業系の単科校は、2026年度からは国際教育や起業家教育を特色とした全日制総合学科の新校に生まれ変わる。 「ニセコ高の奇跡」はいかにして起きたのか。生徒6人、大人4人で英語に触れる 10月中旬の放課後、北海道ニセコ町の校舎を訪れると、ハロウィーンの飾りで彩られた教室で、生徒が英語でおしゃべりやゲームを楽しんでいた。 26年春開校の新校「ニセコ国際高」が掲げる国際教育の屋台骨となる英語村「ニセコワールドビレッジ」の風景だ。「英語村」は英語などの多言語を体験する教育施設で、高校内での設置は全国でも珍しいという。 ニセコ高のワールドビレッジは3年前から試験的に始まり、25年4月に教室のリノベーションを完了して本格始動した。コンセプトは「地域に開かれた国際交流スペース」だ。 この日は生徒6人に対し、外国語指導助手(ALT)や町国際交流員ら英語を話せる大人が4人。大規模校では考えにくい高密度で英語に触れられるぜいたくな環境だ。 「毎日通ううちに英語でしゃべれるようになった。最初は聞き取れなかったALTの先生の話にもついていけて楽しい」 2年生の北川もえさん(16)は成長を実感している。若者の都市部流出、統廃合の危機 ニセコ高は1948年、隣町の倶知安(くっちゃん)農業高の分校として開校し、農家で働きながら学ぶ生徒らを受け入れてきた。 だが時代の変化に伴い町の子どもたちは「農業科に関心がない」「大学に進学したい」と都市部に流出するようになった。 入学者は1学年の定員(40人)の半分の20人前後という「低空飛行」が続き、20年はついに新入生が9人まで落ち込んだ。10人未満が続くと統廃合の対象になる。危機的状況だった。 町は、生徒数の増加が見込め、…この記事は有料記事です。残り1881文字(全文2702文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>