毎日新聞 2025/11/16 12:45(最終更新 11/16 12:45) 823文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷村川千秋さんの追悼コンサートで演奏する山形交響楽団の楽団員ら=山形市で2025年11月9日、竹内幹撮影写真一覧 今年6月に92歳で亡くなった山形交響楽団(山響)創立名誉指揮者の村川千秋さんをしのぶ追悼コンサートが、山形市民会館で開かれた。山響と常任指揮者の阪哲朗さんのほか、村川さんの教え子たちも出演し、生前の映像を交えながら長年の功績を振り返った。 村川さんは1933年、村山市生まれ。東京芸大音楽学部作曲科を卒業後に渡米し、20世紀を代表する指揮者のレオポルド・ストコフスキー(1882~1977年)に学んだ。帰国後は72年に東北で初めてのプロ・オーケストラとなる山響を結成し、音楽監督兼常任指揮者を務めた。Advertisement 北欧フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865~1957年)の音楽を「東北の人たちの心情に通じるものがある」と考え、7年間かけて交響曲を全曲演奏するなどレパートリーとして熱心に取り組んだ。 9日に開かれた追悼コンサートでは、シベリウスの交響詩「フィンランディア」や、山響が県内の学校を訪問するスクールコンサートで盛んに取り上げたベートーベンの交響曲第5番「運命」第1楽章などが演奏された。村川千秋さんの追悼コンサートで演奏するバイオリン奏者の村川千尋さん=山形市で2025年11月9日、竹内幹撮影写真一覧 村川さんは教育者としての顔も持ち、バイオリン奏者の長女千尋さんら教え子たちによる弦楽合奏も披露された。ロビーには書き込みのあるシベリウスの楽譜といった愛用品やストコフスキーと交わした書簡などが展示された。 さらに舞台上では、弟で映画監督の透さんら関係者が思い出を語った。バイオリン奏者として山響に在籍し、今年3月に定年で退団した元楽団員の女性は「本当に音楽が好きで、いい音楽を届けたいと思っていた。入り込むと周囲とぶつかることもあったが、基本的にはとても優しい人で晩年はいいおじいちゃんだった」と話した。追悼コンサートのアンコールで流された村川千秋さんが生前、最後に指揮をしたモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」序曲の映像=山形市で2025年11月9日、竹内幹撮影写真一覧 この日のアンコールでは、村川さんが今年5月に古里の村山市で山響を指揮したモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」序曲の映像がスクリーンに映し出された。客席からは生前、最後の舞台となった指揮者の姿に拍手と「ブラボー」の声が贈られた。【須藤唯哉】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>