2025年11月11日(現地時間)、Microsoftは待望の「Visual Studio 2026」の一般提供を開始しました(Visual Studio Blog)。今回のリリースは、過去最多のフィードバックへの対応や、AI統合による革新が特徴となっています。開発者の声をもとに、パフォーマンス、使いやすさ、未来志向の機能が大幅に強化されています。まず、パフォーマンスの面では、起動速度が大幅に高速化されたほか、UIの応答性が向上し、大規模ソリューションでもストレスなく操作可能となっています。UIのフリーズ時間がVisual Studio 2022比で55%以上削減され、軽快な操作感を実現しています。また、Visual Studio 2026は、AIを自然に統合した世界初の「Intelligent Developer Environment」と位置づけられており、AIを利用したさまざまな支援機能が利用可能です。デバッグやパフォーマンス分析、C#とC++向けの新しいAIエージェント、アプリのモダナイズやコードの最適化の支援などが含まれます。モダンで洗練された新UIに刷新され、設定システムが柔軟になったことで、開発スタイルに合わせたカスタマイズが可能となりました。細かな不満点が多数解消され、日々の開発体験が快適になっています。さまざまな新機能にもかかわらず、Visual Studio 2022のプロジェクトや拡張機能をそのまま利用可能で、4,000以上の拡張機能が動作します。IDEとビルドツールが分離され、Visual Studioの更新がプロジェクトに影響しないように設計されており、毎月の自動アップデートで新機能が継続的に提供される予定です。まとめVisual Studio 2026はVisual Studioのひさびさのメジャーバージョンアップ版です。Visual Studio 2022の使い勝手に不満を覚えていた方はダウンロードしてみてはいかがでしょうか。従来の通り、Community / Professional Enterpriseエディションが存在し、Communityエディションは無料で利用可能です(無料で利用するための条件はあります)。