令和のリアル:中学受験ブームの陰で…私学不登校増加の背景に何が 支援の動きは?

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令和のリアル 中学受験毎日新聞 2025/11/15 15:00(最終更新 11/15 15:00) 有料記事 3035文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷私立・国立中学校の不登校者数と割合の推移 大都市圏で小中学受験ブームが過熱する一方で、私立・国立小中学校の不登校者数が増加傾向にある。 10月29日に発表された文部科学省の調査で、私立と国立の小中学生の不登校(年間30日以上欠席)の児童生徒数は2024年度で9785人だった。 初めて計1万人を突破した前年度から微減したものの、小学生は過去最多を更新。8年前と比べると、不登校の割合は中学生で2倍、小学生で4倍に増えている。 厳しい受験を乗り越えた先で不登校になる背景に何があるのか。そして、必要な支援とは――。  <主な内容> ・受験したのに不登校 私学で何が ・公立よりもサポート受けづらい? ・私学不登校支援 先行する神奈川県 ・不登校から大学進学「居場所必要」 ・支援ニーズ増だが…運営に課題山積 「令和のリアル 中学受験」第29部は11月23日より公開予定です。公立の不登校と傾向に違いは? 文科省の調査によると、2024年度の不登校は私立中が7803人、国立中が923人だった。 在籍する全生徒に占める割合は、いずれも3・1%で、公立中の7・1%より少ない。ただ、私立や国立は途中で退学するケースがあり、単純比較できない。 小学校については私立小が711人(0・9%)、国立小が348人(0・9%)だった。 なぜ不登校が増えているのか。 学校側が不登校生徒について把握した状況(複数回答可)として、私立小中で最も多いのが「生活リズムの不調」で28・1%、次いで「不安・抑うつの相談があった」23.2%▽「学校生活にやる気が出ない」22・3%▽「学業の不振、宿題の未提出」17・7%――が続く。国立でもこの4項目が主な要因だ。 このうち私立、国立ともに公立より高い割合を示したのが「生活リズムの不調」。私立は「学業の不振、宿題の未提出」も公立より高かった。学業レベルについていけず不登校に陥るケースが多いことがうかがえる。 私立は公立と比べて支援につながりにくい実態もあるようだ。 スクールカウンセラーや教育支援センターといった学内外の専門的な相談対応・指導、あるいは教職員からの継続的なサポートもない子の割合は、公立の不登校だと小中とも5%以下だが、私立の場合は小中ともに約1割に達した。私学協会が受け皿を 実際、私立で不登校になっても受けられるサポートは乏しい。 小学校の場合、現状では「各学校の対応次第」(日本私立小学校連合会)だ。 ただ、中高一貫校を中心に支援の動きもある。 「せっかく入学試験を受けて合格した子どもたちを放っておいていいわけがない。各校で…この記事は有料記事です。残り1968文字(全文3035文字)【時系列で見る】【前の記事】塾講師の度肝を抜いた開成の難問 止まらぬ中学受験の「インフレ化」関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>