立花孝志容疑者、罪認めて謝罪し示談進める方針 弁護人が動画で公表

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根本快2025年11月14日 16時40分送検される立花孝志容疑者=2025年11月10日午前9時41分、神戸市中央区、大山貴世撮影 兵庫県の内部告発文書問題にからみ、自死した元県議への名誉毀損(きそん)容疑で兵庫県警に逮捕された、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)について、弁護人の石丸幸人弁護士が14日、立花容疑者が罪を認めて謝罪する方針だと、自身のユーチューブで明らかにした。 立花容疑者は逮捕前、定例会見で「名誉毀損したことは争わないが、十分、違法性が阻却されるだけの根拠をもって発言している」と述べ、真実であると信じるに足りる相当な理由(真実相当性)があったとし、名誉毀損罪は成立しない、と主張していた。 石丸弁護士は動画の中で「立花氏の一番メリットになる弁護方針を取るべきだろうということで、当初から自白を勧めていた。本日調整がついた。自白ということなので、罪を認めて謝罪すべきところは謝罪する。本人も納得しているし、遺族の方とも示談を進めていく」と述べた。 兵庫県警によると、立花容疑者は昨年12月13~14日、自らが立候補した大阪府泉大津市長選の街頭演説で「何も言わずに去っていった竹内議員は、めっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない」などと発言し、竹内氏の名誉を毀損した疑いがある。 竹内氏が亡くなった後の今年1月19~20日には「昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました」「どうも明日逮捕される予定だったそうです」などと虚偽の情報を自身のSNSに投稿するなどして、竹内氏の名誉を毀損した疑いもある。 死後の竹内氏に対する名誉毀損は、立花容疑者自身が発信した情報について、虚偽であるという認識や、虚偽であっても構わないとする「未必の故意」があったのかも争点だが、この点について、石丸弁護士は動画で明らかにしていない。 石丸弁護士の広報業務を行っているアディーレ法律事務所は14日、朝日新聞の取材に対し「動画以上のことを言える段階ではない」と回答した。【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこの記事を書いた人根本快神戸総局|事件・司法担当専門・関心分野事件、政治資金兵庫県の内部告発文書問題2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能に11月13日 (木)捜査情報漏らしたか 警官逮捕斎藤元彦・兵庫知事を不起訴知床の遊覧船沈没、無罪主張11月12日 (水)殺傷力ある武器、輸出拡大へ俳優の仲代達矢さん死去 92歳Suicaのペンギンが「卒業」へ11月11日 (火)議員定数削減、自維で温度差米政府機関の閉鎖、解除へ減る東京の農地 都が支援に力トップニューストップページへ立花孝志容疑者、罪認めて謝罪し示談進める方針 弁護人が動画で公表16:40ニデック、800億円超の損失や債務を計上 相次ぐ不適切会計問題で16:20高市首相「15年前の服も出して…」 閣僚給与削減で脱線気味の論戦16:00ナシを食らうクマ、サーモン大量死 恐怖に直面する命がけの生産現場14:00偽情報に対策強化、COP30で宣言 「正しい情報」以外のコツは15:00大谷翔平の二刀流はとまらない バリー・ボンズ超えを阻む唯一の敵16:30