9日の三陸沖地震は3年周期「スロースリップ」の発生域 今後も注意

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毎日新聞 2025/11/14 16:31(最終更新 11/14 16:32) 948文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷三陸沖で発生した地震について説明する気象庁の担当官=同庁で2025年11月9日午後7時15分、木村敦彦撮影 今月9日に三陸沖で発生し、津波注意報が発表されたマグニチュード(M)6・9の地震の震源域で、地震活動が活発化している。政府の地震調査委員会は13日、断層がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」が発生している可能性があると指摘。専門家によると、この領域では約3年周期で群発地震を伴うスロースリップが発生しており、今後も規模の大きな地震に注意する必要がある。 9日の地震以降、14日正午までにM6以上の地震が4回、M5以上は27回発生した。同規模の地震が起こりやすいとされる「続発領域」内で発生した地震で、地震調査委は特に今後1カ月程度、規模の大きな地震に注意するよう呼びかけた。Advertisement 地震調査委によると、今回の地震の続発はスロースリップが影響している可能性がある。今月1日ごろ、震源の北約80キロ付近で、ゆっくりした断層のずれに伴う微動が発生。4日ごろにかけて震源付近にその活動が移動していた。平田直委員長は、データが不十分で断定できないとしつつも「スロースリップの発生が強く示唆される」との見解を示した。 今回の震源域付近の領域について、東京大地震研究所の内田直希教授らは2016年、スロースリップが約3年周期で発生していることを突き止め、米科学誌サイエンスで発表している。内田さんは「これまでこの場所では、スロースリップと複数の地震が同時期に起きている。今回もスロースリップが発生していると考えられる」と話す。 実際に、過去にスロースリップが起きていた1989年にはM5以上の地震が51回、92年には45回発生していた。三陸沖のスロースリップは半年程度続くことが多いという。 スロースリップは大地震との関係も指摘される。陸と海のプレート同士が強くくっつき、地震を起こす将来の震源となる「固着域」の近くで起こると、固着域に力がかかり、地震が起こりやすくなる。94年の三陸はるか沖地震(M7・6)や11年の東日本大震災(M9・0)も、三陸沖でスロースリップが起きている期間中に発生した。 京都大防災研究所の西村卓也教授は今後の活動について「群発的な活動で、M6級の地震はもう少し続く可能性がある。付近にはM7級、M8級の地震を起こす固着域もあり、大きな地震にも備えてほしい」と注意を促す。【垂水友里香】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>