Microsoftは2025年10月14日をもってWindows 10のサポートを終了します。記事執筆時残り2ヶ月を切っており、MicrosoftはWindowsメッセージセンターに次のようなメッセージを投稿し、あらためて注意喚起を行っています。このメッセージによると、2025年10月14日をもってサポートが終了するのはWindows 10のHome、Pro、Enterprise、Education、IoT Enterpriseと、LTSB版のWindows 10 2015 LTSBおよびWindows 10 IoT Enterprise LTSBです。2025年10月の月例パッチを最後にセキュリティ更新や技術サポートは停止し、脆弱性リスクが増加することになります。Microsoftは、Windows 10のユーザーに対し、Windows 11またはWindows 365(クラウドPC)へ移行することを推奨しています。Windows 11では引き続き最新のセキュリティパッチや更新パッチが提供されます。どうしても、Windows 10を使いづけなければならないユーザーに対しては、Extended Security Updates (ESU) プログラムの案内も行っています。Windows 10では法人向けに加え、始めて個人向けのESUが1年1台30ドルで提供されます。個人向けのESUはWindows Backupを有効化するか、Microsoft Rewardsポイントの使用で無料加入も可能です。なお、医療産業機器など長期安定運用が必要な環境向けのLTSC版のサポート期間は次の通りとなっています。LTSC 2021:2027年1月12日までLTSC 2019:2029年1月9日までまとめWindows 10のサポート終了までついに2ヶ月を切り、企業・個人問わず、早めに移行計画を立てることが推奨されています。ESU加入やクラウドPCの利用などさまざまな方法を利用することが可能であるため、自分にあった方法を見つけることが重要となります。Windowsのライフサイクルについてはこちらで確認可能です。