毎日新聞 2025/8/17 20:50(最終更新 8/17 20:50) 665文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷【明豊-県岐阜商】一回裏県岐阜商2死二、三塁、横山が適時打を放つ=阪神甲子園球場で2025年8月17日、長澤凜太郎撮影高校野球・夏の甲子園3回戦(17日)○県岐阜商3―1明豊(大分)● 名前がコールされると、ひときわ大きな拍手が送られた。 一回に2点を先行した県岐阜商。なお、2死二、三塁で7番・横山温大(はると)が左打席に入った。 「狙っていた」と、初球の133キロの直球を振り抜いた。乾いた金属音が球場に響き、鋭い打球は一、二塁間を抜けた。3試合連続安打となる右前適時打で貴重な追加点をもたらし、「なんとしても、あと1点取りたかった」と、してやったりだった。 横山は生まれつき左手の指がない。右手でバットを握り、左手を添える。ボールを捉える時まで添え続け、左手で強く押し込みながら、振り抜く。Advertisement ウエートトレーニングなどで右手を鍛え続けるなど、人一倍の努力をして今夏にレギュラーの座をつかんだ。 手本とするのは米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚だ。自身と身長が同じくらいの左打者で、映像を見ながらタイミングの取り方などを学ぶ。 2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝のメキシコ戦で右手一本で振り抜き、同点の3ランを放った姿は自身の打撃スタイルとも重なり、大いに参考にしている。 岐阜大会は5割超の打率を残し、甲子園では3試合で4安打2打点。藤井潤作監督は「この大会のヒーロー」とたたえる。 「景色も見慣れてきました」という、憧れの甲子園での校歌も3度歌った。準々決勝は対戦を熱望していたセンバツ王者の横浜が相手だ。「強いところとやりたかった。ワクワクしている」 周囲に希望を与え続ける球児の挑戦は続く。【村上正】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>