2025年8月のMicrosoft Storeアップデートにより、Windows 11/10ユーザーはMicrosoft Storeからインストールしたアプリの自動更新を「完全停止」することができなくなったことがわかりました。代わりに「一時停止」機能が導入され、最大5週間まで更新を遅らせることが可能です。Microsoft Storeの設定画面には、以前と同様にアプリの更新を制御するためのボタンが存在します。しかし現在はオフにすると、「更新の一時停止」ダイアログがポップアップし、完全に更新を停止することはできなくなっています。ユーザーは、1〜5週間の範囲で更新の再開時期を指定できますが、期間終了後は自動的に全アプリが更新されます。Windows 10/11のOSアップデートと同様に、一定期間後に強制的に更新が適用される設計となっており、Microsoftのセキュリティ重視の姿勢があらわれているとみられています。古いアプリやOSは脆弱性の温床となるため、強制的な更新によりユーザーを保護する狙いがあります。ユーザーの選択肢は?アプリの自動更新を避けたい場合、Microsoft Store以外からアプリを入手する方法も検討する必要があります。ただし、Windows 11 Version 25H2では、Microsoft Storeの更新制御が拡張される見込みがあり、「更新の再開タイミング」や「対象アプリの選択」ができるようになる可能性もあるとされています。セキュリティ重視の姿勢は維持しつつも、ある程度の自由を与えるというバランスが模索されており、特定アプリの更新を避けたいパワーユーザーや開発者にとっても歓迎すべき改善が加えられるかもしれません。