西田有里2025年7月31日 14時45分東京地裁が入る庁舎=東京都千代田区 東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われた広告最大手「電通」の元スポーツ局長補・逸見(へんみ)晃治被告(57)と法人としての電通グループの控訴審判決で、東京高裁(家令和典裁判長)は31日、逸見元局長補に懲役2年執行猶予4年、電通グループに罰金3億円の有罪とした一審・東京地裁判決を支持し、控訴を棄却した。電通側は判決を不服として即日、上告した。 電通は競争入札が実施された計画業務と、随意契約だった実施業務は別の事業者に委託できる仕組みだったなどとして、一審に続き、契約額(約437億円)の約99%にあたる随意契約分(約430億円)では談合が成立しないと一部無罪を主張していた。 しかし判決は「実施業務の受注にたえないことが判明した場合に備え、別事業者に委託できる仕組みを採用することは当然。計画業務と実施業務などを同事業者が受注する(談合の)方針と両立する」などと指摘し、退けた。 電通グループは31日、「上告審では、当社の正当性を改めて主張し、本判決の是正を求める」などとするコメントを出した。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月31日 (木)北海道から沖縄で津波観測兵庫で国内史上最高の41.2度川重裏金で海自トップら処分7月30日 (水)自民 両院議員総会を開催へフジCM、トヨタが再開5年後の給与上昇 半数が疑問7月29日 (火)首相は改めて続投の意向高校の教育課程を柔軟化へ夏休み「性的脅迫」に注意7月28日 (月)ガザで子どもの飢餓が深刻化2千超の医療機関で浸水想定スズメが急速に減少トップニューストップページへミャンマー国軍、非常事態宣言を解除 クーデター4年半、総選挙へ14:26台風9号、1日以降に伊豆諸島や関東に接近のおそれ 高波に警戒を9:40万博「8月中には黒字の見込み」 大阪の吉村知事が収支見通しを報告14:01電通側に二審も罰金3億円 五輪談合、「一部無罪」主張退けられる14:45参院選のX投稿をAI分析 公示前からずっと関心集めたテーマが判明12:00裏返すと「前漢の鏡」研究者も驚き 富雄丸山古墳の銅鏡、全容判明11:30