毎日新聞 2025/7/31 17:01(最終更新 7/31 17:01) 1023文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷全国学力テストの中学国語で出題された記述式問題の一つ。島崎藤村の小説を題材とした問題で、平均正答率は17.4%と低迷した=東京都千代田区で2025年7月31日午後、斎藤文太郎撮影 文部科学省は31日、2025年4月実施の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、回答状況に関する詳細な分析結果を公表した。正答率が25・6%にとどまった中学3年の国語の記述式問題では過去の学テと同様、根拠を明確にした上で考えを表現する力に課題がみられた。 中学国語全体の正答率は全国平均で54・6%だった。全14問のうち記述式の4問はそれぞれ17・4~31・2%にとどまった。いずれも「思考・判断・表現」の力を測る問題だった。Advertisement 特に、島崎藤村の小説を題材として物語の展開の効果に関する自分の考えを記述させる問題は正答率17・4%で、白紙の無回答率も27・7%に上った。また、美術展のチラシの宣伝文を記述させる問題では、根拠となる事実と自分の考えの関係を適切な接続詞などで示せない誤答が目立ち、正答率が31・2%にとどまった。 文科省はそれぞれ「文章の構成などについて根拠を明確にして考えること」「考えが伝わるように根拠を明確にして書くこと」に課題があると指摘している。 一方、小学6年の国語では、言葉の変化に関連し、文脈に当てはまる文言を選ぶ問題の正答率が41・0%。文科省は、目的に応じて文章や図表を結びつけて必要な情報を見つける力に課題があったとした。 小学算数では野菜の出荷量を示すグラフの内容について、中学数学ではジャンケンで勝つ確率について、それぞれ適切な表現で説明する力に課題がみられた。中学数学は「素数」や「相対度数」といった用語の理解にも課題があった。 小学理科はレタスの発芽に関する実験を題材に、問題点を見つけて表現する問題で正答率が30・0%だった。 初めてオンラインで実施された中学理科では、身の回りの疑問を解決するために課題を設定し、表現する力に課題があった。呼吸する生物を選ぶ設問では、学力上位層の一部にも誤答する生徒が相当数いた。結果は難易度などを加味して算出したスコアで示されており、正答率は出ない。 文科省は従来、学力テストの分析結果について、都道府県・政令市別の正答率とともに公表してきたが、今回から個別の正答率は8月以降の公表へと繰り下げた。自治体ごとに詳細な分析を加えるとともに、平均正答率に過度な注目が集まって自治体間競争が過熱することを避ける狙いがある。 文科省は報道各社に対しても「正答率ばかりではなく、調査の成果や課題などに関する報道をお願いしたい」と異例の呼びかけをした。【斎藤文太郎】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>