当初不安定だった印象のある、「Windows 11 Version 24H2」ですが、最近は不具合の修正や機能の調整が進み、比較的安定した状態となっています。しかし一部のユーザーは、ブルースクリーンオブデス(BSOD)を含む不具合や、0x800f0922、0x80070002、0x80070306、0x800f0991などのインストールエラーを報告しており、不具合が皆無というわけではありません。その他にも、FortniteやCS:GOなどの人気ゲームで突然再起動したり、FPSが急落するといった問題や、タスクバーがフリーズする、Alt+Tab切替時にカーソルが遅れる、Wordがロック画面復帰後に応答しなくなるといった問題も報告されています。さらに一部のユーザーからは、2025年6月の更新プログラム後、PCが「遅くなった」との報告も寄せられていましたが、Microsoftもパフォーマンスの問題に関しては認識しており、最新のWindows 11 Version 24H2向けのプレビューアップデートKB5062660で、この問題を修正していたことがわかりました。リリースノートには以下のような内容が含まれています。[Stability issue] This update addresses an issue observed in rare cases after installing the May 2025 security update and subsequent updates causing devices to experience stability issues. Some devices became unresponsive and stopped responding in specific scenarios.[安定性に関する問題] この更新プログラムは、2025年5月のセキュリティ更新プログラムおよびその後の更新プログラムをインストールした後に、まれなケースで発生した安定性に関する問題を解決します。一部のデバイスでは、特定のシナリオにおいて応答しなくなり、動作が停止する現象が発生していました。Microsoftは、この更新プログラムは「まれなケースで発生していた安定性に関する問題を解決」するもので、「一部のデバイスでは、特定のシナリオにおいて応答しなくなり、動作が停止する現象が発生」していたことを認めています。KB5062660ではその他、ファイルエクスプローラーのHomeタブ読み込み速度も改善されています。Microsoftは今回、原因の詳細までは明かしていませんが、2025年8月12日に公開される予定の月例更新プログラムに含まれる形で修正が配信される予定です。[via Windows Latest]