ダニ舌下免疫療法、鼻炎の改善以外の効果も 小児の入院率7割弱減

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毎日新聞 2025/7/28 10:14(最終更新 7/28 10:14) 733文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ダニ舌下免疫療法に使用する錠剤=東京都世田谷区で2025年7月23日、渡辺諒撮影 5~19歳の小児に季節性がないアレルギー性鼻炎の症状を改善するダニ舌下免疫療法をすると、感染症の重症化などに伴う入院率が7割弱減ったとする研究結果を、国立成育医療研究センターの大久保祐輔・社会医学研究部室長らが発表した。鼻炎の改善にとどまらない副次的な効果も明らかになった。 国内のアレルギー性鼻炎の有病率は2019年で49・2%。ダニ舌下免疫療法は15年に12歳以上の患者に、5~11歳に対しては18年にそれぞれ公的な保険が適用された。ダニアレルギーの原因物質を含む錠剤を舌の下で溶かす治療を3~5年続けることで、治療後も長期間にわたって症状が抑制されるという。Advertisement 研究チームは、診療報酬明細書(レセプト)のデータを使い、15~21年度に5~19歳で舌下療法を受けた1万3449人と、受けていないアレルギー性鼻炎の173万2961人を特定。二つのグループのうち、患者の属性などが似ている1万985人ずつを3年間追跡して比較した。 舌下療法を受けた患者は受けていない患者に比べ、ぜんそく発作や感染症の重症化などに伴って入院する割合が65・2%減った。抗菌薬の累積使用も13・7%減っていた。 チームの森田英明・同センター免疫アレルギー・感染研究部長は「鼻炎に伴う副鼻腔(びくう)炎が減ることや、風邪が長引きづらくなることで、抗菌薬の処方が減ったと考えられる」と解説する。抗菌薬の処方は耐性菌の出現対策などで世界的に減らすことが求められており、舌下療法の副次的な効果があることも分かった。 大久保さんは「小児の早い段階で舌下療法をすることで、将来的な再発の有無や他の病気の発症との関連なども調べていきたい」と話す。 成果はアレルギーの国際専門誌に掲載された。【渡辺諒】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>