太田原奈都乃2025年8月1日 10時00分警視庁本部 二酸化炭素を回収・利用する技術を用いた新素材開発などの事業を手がける「TBM」(東京都千代田区)の営業秘密にあたる情報を持ち出したとして、警視庁は1日、同社の元社員の男2人を不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。2人は容疑を認めているという。 捜査関係者によると、書類送検されたのは会社代表の男(57)と、別の会社員の男(34)。2人の書類送検容疑は2023年6月、二酸化炭素を回収・利用する技術に関する分析試行結果データを外部のデータベースに移すなどして、持ち出したというもの。 TBMが2023年9月にホームページで発表した内容によると、会社代表の男は次世代事業推進室室長を務めていた。ほかの社員と共謀して、転職や独立した事業を行うことを画策し、他社との面談で社外秘の情報を伝えていたとして、23年8月31日付で懲戒解雇処分にしたという。 企業の営業秘密が流出する事案は後を絶たない。警察庁のまとめによると、24年の「営業秘密侵害事犯」の相談件数は79件(前年比1件増)で、10年前の約3倍に増えた。24年に営業秘密侵害事犯の疑いがあるとして検挙されたのは22件で、転職・独立時に情報を持ち出す事例が多いという。この記事を書いた人太田原奈都乃東京社会部専門・関心分野災害、選挙、人口減少こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月1日 (金)子どもの学力、大幅に低下男性の育休取得率、過去最高ふるさと納税、1兆2728億円7月31日 (木)北海道から沖縄で津波観測兵庫で国内史上最高の41.2度川重裏金で海自トップら処分7月30日 (水)自民 両院議員総会を開催へフジCM、トヨタが再開5年後の給与上昇 半数が疑問7月29日 (火)首相は改めて続投の意向高校の教育課程を柔軟化へ夏休み「性的脅迫」に注意トップニューストップページへ参院選の当選議員、続々と初登院 参政党さや氏「細かい部分は後日」10:2030代で血液がん、効かない抗がん剤 切り札の免疫療法が守った日常6:00クマに襲われたか、血を流して倒れた女性発見 秋田の障害者施設9:30台風9号、2日にかけ関東接近 大分で39度、愛知38度高温予想7:44「絞首刑が残虐でないと言うなら」 死刑囚3人が国に出させたい文書5:00祖父に聞けなかった被爆のこと あなたから聞けた、私にできること8:00