朝日新聞記事有料記事保坂知晃2025年8月1日 9時00分三重大の栗田李佳准教授=2025年5月1日、津市、保坂知晃撮影 日常的にたんの吸引や胃ろうなどが必要な医療的ケア児が、保護者の付き添いがなくても、学校生活で必要な支援が受けられることを盛り込んだ「医療的ケア児支援法」の施行から4年。しかし、付き添いは依然としてなくならない。この問題を研究する三重大の栗田季佳准教授(教育学)に問題の背景や今後の課題を聞いた。 ――保護者が学校に付き添うことになる背景や、その際の問題点を教えてください。 教育委員会や学校が、保護者に付き添いを求めるのは、不足する介助者の穴埋めや安心・安全の確保などの理由があります。保護者の反応はさまざまですが、付き添いを了承したとしても、それは自発的な同意とは言えません。学校側の態勢が整っていなければ、子どもは物理的に学校に行けなかったり必要な介助が提供されなかったりする可能性があります。沈黙する保護者「子どもを人質にとられているような…」 就学までの交渉にはタイムリ…関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月1日 (金)子どもの学力、大幅に低下男性の育休取得率、過去最高ふるさと納税、1兆2728億円7月31日 (木)北海道から沖縄で津波観測兵庫で国内史上最高の41.2度川重裏金で海自トップら処分7月30日 (水)自民 両院議員総会を開催へフジCM、トヨタが再開5年後の給与上昇 半数が疑問7月29日 (火)首相は改めて続投の意向高校の教育課程を柔軟化へ夏休み「性的脅迫」に注意トップニューストップページへ30代で血液がん、効かない抗がん剤 切り札の免疫療法が守った日常6:00「十字架が軽くなった」あの日 再審判決、38年願い続けた無罪確定8:00最低賃金63円以上の引き上げで調整 過去最大、全国で1千円超に7:00台風9号、2日にかけ関東接近 大分で39度、愛知38度高温予想7:44「絞首刑が残虐でないと言うなら」 死刑囚3人が国に出させたい文書5:00祖父に聞けなかった被爆のこと あなたから聞けた、私にできること8:00