朝日新聞記事有料記事保坂知晃2025年8月1日 9時00分藤井大嘉さんを抱く崇さん(左)と由起さん=2025年4月24日、三重県川越町、保坂知晃撮影 日常的にたんの吸引や胃ろうなどが必要な医療的ケア児が、保護者の付き添いがなくても、学校生活で必要な支援が受けられることを盛り込んだ「医療的ケア児支援法」の施行から4年。しかし、付き添いはなくならない。国の調査(2024年5月時点)によると、幼稚園や学校に通う医療的ケアが必要な児童生徒9500人の6割近くに保護者らの付き添いが伴っているのが現状だ。 三重県桑名市に住む藤井大嘉(たいが)さん(6)が今春、特別支援学校・北勢きらら学園(同県四日市市)に入学した。同校にはスクールバスがあるが、県教育委員会のガイドラインで、医療的ケアが必要な大嘉さんはバスを利用できない。そのため、通学には個別の送迎が必要になる。 三重県には、医療的ケア児が通学に利用した福祉タクシーなどの利用料を県が負担する通学支援制度がある。大嘉さんも制度を使っているが、予算の問題で利用は週2回程度まで。週5日の通学には保護者らが送迎で補う必要がある。時短勤務で給与減、持病の治療費も抱え… 大嘉さんの母親の由起さん(…関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月1日 (金)子どもの学力、大幅に低下男性の育休取得率、過去最高ふるさと納税、1兆2728億円7月31日 (木)北海道から沖縄で津波観測兵庫で国内史上最高の41.2度川重裏金で海自トップら処分7月30日 (水)自民 両院議員総会を開催へフジCM、トヨタが再開5年後の給与上昇 半数が疑問7月29日 (火)首相は改めて続投の意向高校の教育課程を柔軟化へ夏休み「性的脅迫」に注意トップニューストップページへ30代で血液がん、効かない抗がん剤 切り札の免疫療法が守った日常6:00「十字架が軽くなった」あの日 再審判決、38年願い続けた無罪確定8:00最低賃金63円以上の引き上げで調整 過去最大、全国で1千円超に7:00台風9号、2日にかけ関東接近 大分で39度、愛知38度高温予想7:44「絞首刑が残虐でないと言うなら」 死刑囚3人が国に出させたい文書5:00祖父に聞けなかった被爆のこと あなたから聞けた、私にできること8:00