教員盗撮は「採用倍率低下と別問題」 中教審前会長の揺るがぬ持論

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毎日新聞 2025/7/29 15:00(最終更新 7/29 15:00) 有料記事 3233文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷小学校の教室=斎藤文太郎撮影 教員らが盗撮画像を交流サイト(SNS)で共有した事件は、学校教育への信頼を地に落とした。 世間では、教員志願者の減少により採用倍率が低下したことが事件と関係があるかのような言説もささやかれる。 そうした指摘は正しいのか。また、再発を防ぐための教員養成・研修はどうあるべきなのか。 中央教育審議会前会長で、現在は教員養成部会で臨時委員を務める独立行政法人「教職員支援機構」の荒瀬克己理事長(72)と考えた。【聞き手・斎藤文太郎】 【関連記事】 NO盗撮、NO学校? 教員ら画像共有事件が示す性暴力対策の現在地 「熱心だから」で守られる教員 内密に処理されやすい子どもへの性暴力本当に情けない ――事件をどう受け止めたか。 ◆びっくりしたのと、何ということをしているのかという憤りがある。本当に困ったことだ。 子どもたちや保護者が不安になるのも当然だ。あってはならないことが起きてしまった。 6月に教員の処遇を規定した教員給与特別措置法が改正され、現場での働きがいと働きやすさの両立に向けて一歩を踏み出したタイミングでの事件。全国の多くの教員はまっとうで一生懸命に働いているが、その人たちもショックを受けたと思う。 「盗撮はいけないこと」「児童生徒への性暴力はあってはならない」というのは、あまりにも分かりきったこと。それだけに、今回事件に関与した教員が誰も疑問を抱かなかったのか。一人として「これは駄目だ」と言い出さなかったのか、と思うと本当に情けない。 ――被害防止策が急務だ。どんな手立てがあるか。 ◆やってはいけないこと、当たり前のことを分かるというのが分別というもので、教員としてはもちろん一人の人間として大前提だ。それを教師に改めて言わなければならないというのは本当におかしいと思うし、極めて残念だ。 教員を採用する都道府県・政令市の教育委員会を含め、学校設置者が「やってはならないことはやってはならない」と伝え続けることが大事だ。 また、2022年に中教審が取りまとめた教員のあり方に関する答申では、校長ら管理職がやるべきこととして「心理的安全性の確保」を挙げている。今は、子どもたちの心理的安全性をどう…この記事は有料記事です。残り2325文字(全文3233文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>