毎日新聞 2025/7/30 20:23(最終更新 7/30 20:26) 1025文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷マルタの国旗=ゲッティ 英国のスターマー首相は29日、9月の国連総会の前に条件付きでパレスチナを国家として承認すると発表した。パレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意がない場合などの条件を設け、イスラエルに停戦交渉を進展させるよう迫った。主要7カ国(G7)で国家承認を表明したのは、フランスに続き2カ国目となる。 ロイター通信によると、地中海の島国マルタも29日、9月の国連総会中にパレスチナを国家承認すると明らかにした。ガザでの飢餓や人道危機が深刻化する中、欧州各国でガザ侵攻を続けるイスラエルへの反発が広がり、パレスチナの国家承認を求める声が強まっている。Advertisement スターマー氏は29日に緊急の閣議を招集した後、条件付きで国家承認する方針を発表した。従来は国家承認に関して、イスラエルと将来的なパレスチナ国家の共存を目指す「2国家解決」に向けた「より広範な計画の一部でなければならない」との方針を維持。国家承認に反対する米国にも配慮し、フランスが24日に国家承認の方針を打ち出した後も慎重な姿勢を変えていなかった。 しかし、ガザでの人道危機の深刻化で、英国内から方針転換を求める声が高まった。英メディアによると、スターマー氏が党首を務める労働党などの下院議員250人以上が国家承認を求める書簡に署名し、政府への圧力が強まっていた。パレスチナ国家を承認する方針について説明する英国のスターマー首相=ロンドンの首相官邸で2025年7月29日、ロイター スターマー氏は29日の演説で「2国家解決」を目指す従来の方針に変更はないと強調。一方で、ガザの状況が「耐え難い」ものとなり、2国家解決の可能性が「しぼみつつある」と懸念されるため、国家承認の表明に踏み切ったと説明した。イスラエルとの戦闘を続けるガザ地区のイスラム組織ハマスに対しても、人質の即時解放▽停戦への合意▽武装解除▽将来のガザの統治に関与しないこと――を求めた。 このタイミングでの決断の背景には、トランプ米大統領の「暗黙の承認」(英紙ガーディアン)があったとの見方もある。 トランプ氏は28日にスコットランドでスターマー氏と会談する直前、国家承認に関する記者の質問に「彼(スターマー氏)がそうするなら、私は構わない」と答えていた。ただ、ロイター通信によると、トランプ氏は29日、スターマー氏との会談では国家承認について「一切話していない」と記者団に述べた。 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は29日、X(ツイッター)への投稿で「スターマーはハマスの残忍なテロリズムを報奨し、その被害者たちを懲らしめている」と反発した。【ロンドン福永方人】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>