東野真和2025年7月27日 9時00分郷土芸能の八木節や虎舞などが披露された「道の駅ふなこし」のリニューアルオープン式典=2025年7月26日午前10時39分、岩手県山田町、東野真和撮影 一度「道の駅」の登録を外れた岩手県山田町船越の商業施設が、再び道の駅に登録され、7月26日にリニューアルオープンした。登録する国土交通省などによると、珍しい例だという。 「道の駅ふなこし(愛称・いぐべす)」として再登録された施設は敷地面積4300平方メートル。既存の物販施設と40席の飲食施設に加え、新たに3億9千万円かけて改装し、海が見える展望テラスや授乳室などを整備した。地元の郷土芸能が次々と登場して再出発を祝った。 この施設は1999年に「道の駅やまだ」として誕生、地元の特産品販売協同組合が管理していた。しかし、2023年に三陸道山田中央インター前に別の道の駅が整備されると「合併などの事情がない限り1自治体一つが原則」(国土交通省東北地方整備局幹部)の道の駅は、形式上移転し、船越の施設は登録から外れた。 道の駅は道路標識に表示されPRもされやすいため、「山田町まるごとで道の駅に」との構想を持つ佐藤信逸町長が復活を要望。国交省は、地域住民も買い物に来るなど有効活用されていることなどを考慮して、今年1月、再登録した。 この日の式典で、佐藤町長は「東日本大震災で町が破壊された時に、ここが町民の食をつないでくれた。二つの道の駅を結んだ線を、他の施設や観光名所とつないで面にして人を呼び込みたい」とあいさつした。この記事を書いた人東野真和釜石支局長|震災復興・地方自治担当専門・関心分野震災復興、防災、地方自治、水産業こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月27日 (日)やまゆり園事件 消えぬ不安石破首相の進退言及が焦点米マンガ賞、2氏が殿堂入り7月26日 (土)ニワトリ夏バテ 卵が高騰関税合意 日米認識差あらわジャングリア沖縄 オープン7月25日 (金)日経平均続伸、4万1826円気候変動対策は「国の義務」警察官、カメラ装着し職務7月24日 (木)日米、相互関税15%で合意に首相続投、元首相ら認めずオジー・オズボーンさん死去トップニューストップページへ玄海原発の構内、ドローン3機の飛行確認 規制委が核物質防護情報0:03タイとカンボジアが「停戦協議に合意」 トランプ氏、軍事衝突で仲介8:29子どもの飢餓が深刻化するガザ 栄養失調は5人に1人「どうすれば」9:00未踏のK2絶壁で眠る「最強」の2人 残した問いと仲間が伝える価値18:00発売2年でも行列 北海道の老舗店が「生ノースマン」で挑んだ逆転劇8:00財前直見さんが大分へUターン移住したわけ 「仕事がなくなっても」7:00