南海トラフ津波まで29分→12分 福祉施設「寝たきりの人運べぬ」

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有料記事贄川俊 赤田康和2025年7月27日 12時00分 国が浸水想定を見直した南海トラフ巨大地震をめぐり、全国23の都府県にある1万近くの医療機関・福祉施設が津波で浸水するおそれがあると分かった。病気やけがをしている人や高齢者など、配慮が必要な人たちの避難は命に直結する課題だ。現場はどう向き合っているのか。南海トラフ地震の新しい被害想定で、津波の浸水リスクがあるとされた南港病院=2025年7月17日午前10時38分、大阪市住之江区、赤田康和撮影 大阪市の中心部から地下鉄で20分ほどの場所にある南港病院(住之江区)。国による南海トラフ地震の新しい被害想定で、津波の浸水リスクがあるとされた医療機関の一つだ。 伊藤正・法人本部長は「水とともに生きてきた地域ゆえに津波による浸水リスクは想定内だ。対策にさらに力を入れていきたい」と冷静に話す。 5階建ての病院は、海までの距離が5キロほどの場所にあり、大阪市のハザードマップで、南海トラフ地震発生時に「50センチ~3メートル」の浸水エリアにある。南海トラフ地震で浸水が想定される医療機関数 伊藤さんによると、津波の発生時は、2階にいる36人の入院患者と、1階にいる外来患者を3階以上に「垂直避難」させる計画という。■逃げるのは「遠く」より「高…この記事を書いた人贄川俊東京社会部専門・関心分野調査報道、労働問題、政治とカネ赤田康和大阪社会部|災害担当専門・関心分野著作権法などの表現規制法制とコンテンツ流通、表現の自由南海トラフ地震南海トラフ地震の想定震源域は東海から九州の太平洋沖とされ、100年から150年ほどの間隔で、繰り返し巨大地震が起きてきました。今後30年以内に80%程度の確率で起きるとされています。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月27日 (日)やまゆり園事件 消えぬ不安石破首相の進退言及が焦点米マンガ賞、2氏が殿堂入り7月26日 (土)ニワトリ夏バテ 卵が高騰関税合意 日米認識差あらわジャングリア沖縄 オープン7月25日 (金)日経平均続伸、4万1826円気候変動対策は「国の義務」警察官、カメラ装着し職務7月24日 (木)日米、相互関税15%で合意に首相続投、元首相ら認めずオジー・オズボーンさん死去トップニューストップページへ子どもの飢餓が深刻化するガザ 栄養失調は5人に1人「どうすれば」9:00玄海原発の構内、ドローン3機の飛行確認 規制委が核物質防護情報0:03歴史は繰り返す、されど同じ道はなし 18年前の自民党幹事長辞任劇10:00高1の夏、飲酒がばれて退学に 「重すぎる」女子生徒は裁判に訴えた6:00財前直見さんが大分へUターン移住したわけ 「仕事がなくなっても」7:00参院選の意味と政治の岐路 「多様な民意」くむ理性と胆力を12:00