毎日新聞 2025/7/30 05:30(最終更新 7/30 05:30) 有料記事 1597文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷宇田川敦史・武蔵大准教授=東京都練馬区の武蔵大で2025年6月16日午後0時49分、川口峻撮影 文章や音声を投稿するプラットフォームを運営する「note」(東京)は8月から、サイトの文章を生成AI(人工知能)の事業者に学習用データとして提供し、その収益をクリエーターに対価として還元する事業を始める。これまで、生成AIを手がける事業者とメディアは著作権を巡って対立し、裁判に発展するケースもあったが、提携する動きが国内外で広がっている。 生成AIの機械学習のため、対価を支払わず他者のコンテンツやデータを無断で利用することは「フリーライド(ただ乗り)」と呼ばれる。生成AI事業者とメディアの提携が進む一方、国内の報道機関には「ただ乗り」への懸念も根強い。本文・noteの文章、生成AIの学習用データに提供図解・noteによる収益還元のイメージ noteの加藤貞顕(さだあき)・最高経営責任者(CEO)は、対価の還元について「生成AIが普及する中で、許諾と対価の関係を整理し、クリエーターが収益を得られるエコシステム(生態系)を作りたかった」と説明する。 そもそも、生成AI事業者がコンテンツを求めるのは、AIを「賢く」するには大量のデータを読み込ませて学習させる必要があるためだ。このため、事業者は「クローラ」と呼ばれるプログラムを使ってネットを巡回し、サイト内のコンテンツを大量に収集して取り込む機械学習を行っている。その対象には、メディアの記事も含まれる。 ところが、一部のAI事業者は著作権者であるサイト側に許諾を取らずにコンテンツを収集しており、以前から問題になっている。noteも例外ではなく、不満を抱くクリエーターもいたという。 noteは対価還元の導入に向けて国内外の大手のAI事業者と協議を進めている。具体的な還元額や算定する仕組みは未定だが、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、利用者から受け取った楽曲の使用料を権利者に分配しているのと同様の方式を想定しているという。「コンテンツが多い方がAI事業者との交渉力が増す」とみて、出版社との連携も目指す。 加藤氏は「電子書籍が始まった時と…この記事は有料記事です。残り742文字(全文1597文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>