野平悠一 箱谷真司2025年7月31日 14時01分展示飛行をするブルーインパルスと公式キャラクターのミャクミャク=2025年7月12日午後3時9分、大阪市此花区の夢洲、水野義則撮影 大阪・関西万博の運営費について、主催する日本国際博覧会協会の副会長でもある吉村洋文大阪府知事は31日、「8月中には損益分岐点を超え、黒字になる見込みだ」と述べた。大阪市内で開かれた関西広域連合委員会で報告した。 吉村氏は運営費の約8割をまかなう入場券の販売枚数をめぐり、すでに1700万枚が売れ、直近では週当たり40万~50万枚程度を売り上げていると説明。このまま推移すれば8月中にも損益分岐点とされる約1800万枚に到達し、黒字化を達成する見込みだと報告した。関西広域連合委員会で発言する吉村洋文大阪府知事=2025年7月31日午前11時57分、大阪市北区 吉村氏は委員会後の会見で、「赤字になったらどうするのかというのは非常に大きな課題でもあった」とし、「多くのみなさんが万博に来て楽しんでいただいたその結果として黒字の見込みになっていることは非常に大きなことだ」と語った。 運営費の収支をめぐっては、協会副会長を務める関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)も同日、取材に対し「私も黒字になると思っている」と述べた。 一方、協会は運営費の暫定収支見込みが出せるのは、9月下旬だと説明してきた。債権・債務の処理の状況などにより、その後に収支が大きく変動する可能性もあるとしている。日本国際博覧会協会副事務総長の小野平八郎氏=2025年6月23日午後1時31分、大阪市此花区、村井隼人撮影 協会の小野平八郎副事務総長(財務担当)は6月下旬の会見で、「(万博の)会期が相当おしつまらないと、本当に剰余金(黒字)が出るのか確定しない。8月末の段階では(収支見込みが)出ない可能性が高い」と話していた。この記事を書いた人箱谷真司ネットワーク報道本部|大阪府庁専門・関心分野大阪・関西2025大阪・関西万博2025年4月13日に大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が開幕しました。関連のニュースをまとめています。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月31日 (木)北海道から沖縄で津波観測兵庫で国内史上最高の41.2度川重裏金で海自トップら処分7月30日 (水)自民 両院議員総会を開催へフジCM、トヨタが再開5年後の給与上昇 半数が疑問7月29日 (火)首相は改めて続投の意向高校の教育課程を柔軟化へ夏休み「性的脅迫」に注意7月28日 (月)ガザで子どもの飢餓が深刻化2千超の医療機関で浸水想定スズメが急速に減少トップニューストップページへ日銀が利上げ見送り 関税の影響見極める考え、物価上昇率は上方修正12:04台風9号、1日以降に伊豆諸島や関東に接近のおそれ 高波に警戒を9:40万博「8月中には黒字の見込み」 大阪の吉村知事が収支見通しを報告14:01三代目JSB今市メンバー書類送検、タクシー運転手に暴行と脅迫容疑10:00参院選のX投稿をAI分析 公示前からずっと関心集めたテーマが判明12:00裏返すと「前漢の鏡」研究者も驚き 富雄丸山古墳の銅鏡、全容判明11:30