「怖い」「暑い」避難者疲労 津波警報、千葉県内7万人超に避難指示

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毎日新聞 2025/7/30 21:28(最終更新 7/30 21:28) 1098文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷九十九里町立九十九里中学校に避難し、受け付けで手続きをする住民ら=同町で2025年7月30日午後2時半、高橋秀郎撮影 ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震が30日午前8時25分ごろに発生し、千葉県内でも2011年3月11日の東日本大震災以来の津波警報が発表された。7万人以上に避難指示が出され、海岸近くの住民や海水浴客は猛暑の中、慌ただしく避難した。【中村聡也、岩崎信道、高橋秀郎、近藤卓資、宮田哲】 気象庁は地震発生から間もなく、外房や内房の18市町村に津波警報、君津市から浦安市までの東京湾沿いの9市に津波注意報を発表した。津波警報地域では、最大3メートルの津波と予想した。Advertisement その後、館山市(午後8時5分)で最大60センチ、銚子市(午後1時23分)と勝浦市(午後7時2分)でそれぞれ最大30センチの津波を観測した。夕方に津波警報は解除され、県によると人的・物的被害は確認されていない。避難所 津波警報を受け、各市町村は災害対策本部を設置し、対応に追われた。 県によると、24市町村で避難指示が出され、11市町の計2598人が避難所に身を寄せた。 海岸から約3キロの九十九里町立九十九里中学校には一時約200人が避難し、水と非常食を受け取って、扇風機やクーラーが設置された室内で体を休めた。中村あをいさん(83)は「3メートルの津波と聞いて驚き、身の回りの物だけ持ってきた。怖い」と不安そうに話した。 旭市では約65メートルの高台にある刑部岬に大勢の市民らが集まった。長男と避難してきた同市飯岡の石丸ちよ子さん(87)は、避難所になっている小学校を「落ち着いていられない」と感じて、岬にある展望館に身を寄せた。「東日本大震災の時は寒かったが、今日は暑い。早く自宅に戻りたい」と疲れた表情だった。 富津市の中央公民館に母親と避難した女性(49)の自宅は海べりにあり、東日本大震災で、ひざくらいの高さにまで津波が来たという。「テレビを見ていて大震災のことを思い出した。また津波が来たらどうしよう」と話した。商業施設は営業中止津波警報を受けて営業を中止したイオン館山店=館山市八幡で‎2025‎年‎7‎月‎30‎日午後0時16分、岩崎信道撮影 津波の影響は広範囲に及んだ。 県内で開設している47カ所の海水浴場は全て閉鎖。館山市内4カ所の海水浴場では、ライフセーバーなどが海水浴客らに避難を呼びかけた。北条海岸にいた男性は到着早々、津波警報が発表されたことから引き返すことに。「3メートルの津波では仕方がない」と嘆いた。 幹線道路を挟んで東京湾に面しているイオン館山店は、津波警報発表を受けて営業を中止した。知らずにやってきたという市内の女性は、店内に入れずバス停のベンチで家族の迎えを待っていた。 JR東日本は津波警報を受けて、外房線・茂原―安房鴨川間、内房線・千葉―安房鴨川間のそれぞれ上下線の運転を見合わせた。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>