毎日新聞 2025/7/27 20:33(最終更新 7/27 20:33) 999文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷優勝し、八角理事長(手前)から賜杯を受け取る琴勝峰=IGアリーナで2025年7月27日、山崎一輝撮影 節目の場所で、初めての賜杯まで手にした。 大相撲名古屋場所で初の幕内最高優勝を果たした平幕の琴勝峰(25)。今場所は4学年下の弟、琴栄峰が新入幕し、兄弟にとって初めての「同時幕内」の場所だった。初の幕内最高優勝という大輪の花を咲かせ、優勝インタビューでは「まだ感情が追いついていない」と控えめに喜びを語った。 千葉県柏市出身で、小学校低学年の頃から市内の相撲クラブで相撲を始めた。弟もその後に続いた。 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は、息子の大関・琴桜を同じクラブに入れていた縁で、琴勝峰・琴栄峰の兄弟を幼少期から見てきた。Advertisement 「兄は体が大きく『稽古(けいこ)、稽古』という感じだった。弟は体が小さいが、土俵の周りを走り回っていた。性格的には正反対かもしれない」。師匠は当時を振り返る。 兄弟は、高校相撲の強豪・埼玉栄高に進んだ。琴勝峰は在学中の2017年の九州場所で初土俵を踏み、20年の7月場所で新入幕を果たした。琴栄峰も22年初場所で初土俵を踏んだ。 今年5月の夏場所。幕内の琴勝峰は右太もものけがで初日から休場した。対して、琴栄峰は4場所目の十両で、入幕の可能性もある地位まで番付を上げ、序盤は4勝1敗の好スタートを切った。 すると、琴勝峰は6日目からの出場を申し出た。全休なら十両落ちが確実だった。佐渡ケ嶽親方は「弟が勝ち始め、新入幕もあると思い、抜かれたくないと思ったのだろう」と話す。 この場所で琴栄峰は、11勝して新入幕を決める。兄も負け越したが、出場した10日間で6勝を挙げて幕内に踏みとどまった。 兄弟幕内が実現した名古屋場所では、勝ち残りの兄が弟に力水をつける一幕もあった。弟は負け越したが、兄は幕内優勝という栄誉を手にした。 日ごろから感情をあまり表に出さない琴勝峰は、弟について「一緒に上がって行ければいい」。千秋楽の優勝インタビューでも「刺激をもらっています」と、その存在に感謝した。 先に取組を終えていた琴栄峰は、支度部屋のモニターで兄の優勝の瞬間を見届けると、「オッ」と声を上げ、笑顔を見せた。 身長190センチ、体重167キロの恵まれた体格を持ち、早くから将来を嘱望された琴勝峰。けがもあって最高位は前頭3枚目にとどまってきたが、「もっともっと地力をつけ、三役も、その次も見据えてやっていきたい」。 初優勝と弟の出世を契機に、さらなる飛躍を誓う。【飯山太郎】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>