毎日新聞 2025/7/27 21:24(最終更新 7/27 21:24) 716文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷琴勝峰(右)が突き落としで安青錦を破り、優勝を決める=IGアリーナで2025年7月27日、山崎一輝撮影大相撲名古屋場所千秋楽(27日、愛知・IGアリーナ)○琴勝峰 突き落とし 安青錦● 平常心を貫いた。 金星を挙げても優勝争いのトップに立っても、笑みを浮かべなかった琴勝峰。初の賜杯が懸かった大一番にも気負わずに臨み、ともに今場所を盛り上げてきた新鋭を破った。 星の差一つで追ってきた安青錦との決戦。琴勝峰はかち上げて立った。 頭を低くして出てくる相手に圧力をかけ、右を差し込んで押す。そこから素早く右を抜き、左から突き落とした。立ち合いで当たり勝ったことで、相手に何もさせなかった。Advertisement 状態が万全だったわけではない。5月の夏場所前に肉離れを起こした右脚を今場所前に再び痛めた。満足な稽古(けいこ)が積めなかったが、佐渡ケ嶽部屋付きの粂川親方(元小結・琴稲妻)は「けがの功名で、余計な力が抜けた」とみていた。 体格に恵まれ、潜在能力には定評がある。実際、十両優勝は3回を数えるが、強引な投げ技から墓穴を掘ったり、体を痛めたりすることも多く、もどかしい日々が続いた。今場所、本人も「肩に力を入れ過ぎてはいけない。良い具合に脱力して相撲が取れている」と認めていた。 先を考えず目の前の一番に集中することを意識し、大関経験者の高安、新横綱・大の里、優勝2回の霧島ら実力者を次々と倒していった。 千秋楽の朝、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)から「お前が一番強い」と送り出された。 優勝を決めた瞬間、琴勝峰は厳しい形相を見せ、支度部屋でも「ほっとしました。勝ってうれしかったです」と表情を崩さず語ったのは、番付上ではまだまだ上があるからか。 「自分の弟子を褒めるのも何だが、次の大関かな」と師匠は語る。前途が広がってきた。【黒詰拓也】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>