令和まつり考:新潟・大したもん蛇が継承される理由 東北大・佐藤翔輔准教授に聞く

Wait 5 sec.

令和まつり考毎日新聞 2026/1/4 13:31(最終更新 1/4 13:31) 1121文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷集落の中を「大蛇」が進んでいく=新潟県関川村で2025年8月31日、五十嵐敏彦さん撮影 「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」の意義について、新潟市出身で、まつりに関する論文もある東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授(災害伝承学)に聞いた。【聞き手・戸田紗友莉】 ――まつりが継承されてきた理由は。 ◆災害の伝承だけを目的としていなかったことが大事なことだと思います。祭りを作る過程を取材するテレビ番組の企画として始まり、祭りの題材に村の人なら誰もが知っている「大里峠伝説」という大蛇の話を選んで、そのときに発生から20年の羽越水害の慰霊や伝承の役割を加えました。Advertisement ――まつりがなくなる地域もある。 ◆実は大したもん蛇まつりも形を変えていて、当初やっていた水害犠牲者を追悼する灯籠(とうろう)流しなどは直接的に犠牲者を知る人が少なくなったことで実施されなくなりました。一般的な災害伝承であればこれだけ多くの人は集まらないし、まつり自体がなくなった可能性もあったと思います。 ――他に特徴は。 ◆大蛇がわらで作られている点もポイントです。「壊れる」ことが重要で、作り直す時に人が集まって作り方を教えたり、なぜ蛇を作っているのかという話をしたりして、地域の記憶の想起が起こります。また、中学校などの義務教育を絡ませていることもポイントです。まつりの前には羽越水害の授業を受け、大蛇の担ぎ手にもなります。まつりを通して、村出身の子どもたちは全員羽越水害を知っている状態になります。村では2022年に羽越水害を上回る大雨で大規模な被害が出たものの、亡くなった人はいませんでした。東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授=本人提供 ――国際ボランティア学生協会(IVUSA)が担ぎ手になっている。 ◆少子高齢化の村で担ぎ手不足を解消し、学生にとっても第2のふるさとになっていてエンゲージメント(愛着)を高めています。22年の大雨でもIVUSAのメンバーが駆けつけ、復旧のボランティアとして手伝いました。まつりが復旧復興を早め、災害時にも役立った一例です。 ――災害伝承の課題を乗り越えるには。 ◆東北には津波被害に関する石碑が各地にありましたが、その意味を知っている人が少なかったり、石碑を知っていても家を建てた集落もあったりしました。石碑を作ったから伝承できるとは言えません。大したもん蛇まつりのように災害伝承だけを目的としないことや壊れるものを使うことで持続性を高めることができ、学校教育と連携することでその効果も高まります。 ――ほかの地域は。 ◆長崎市の市立伊良林小学校では、1982年に起きた長崎水害で児童が亡くなったことをきっかけに、蛍の飼育を通じて災害伝承をする取り組みが40年以上続いています。命を考える教育に置き換え、災害伝承だけではなく環境教育も組み込まれています。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>