毎日新聞 2026/1/3 15:00(最終更新 1/3 15:00) 1165文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「九尾の狐」の化身という伝説が残る「殺生石」写真一覧 新年を迎え、「今年はどこに行こうか?」なんて計画を立てる人も多いのではないでしょうか。全国各地の「イチオシスポット」を紹介した記事を厳選してお届けします(2025年10月12日掲載、年齢・肩書は当時のまま)。家族や旧友、旅先の人たちとの話題にチェックしてみてください。ふるさとの意外な一面も見えてくるかもしれません。九尾の妖狐伝説にまつわる「殺生石」 栃木県那須町にある活火山・茶臼岳(1915メートル)山麓(さんろく)の急斜面に、1000年以上も多くの人々を引きつけてきた石がある。九尾(きゅうび)の妖狐(ようこ)伝説で知られる「殺生石」だ。2022年3月に真っ二つに割れ、今は割れた石をつなぐようにしめ縄がかけられている。Advertisement荒涼とした景色の「殺生石園地」。殺生石は右奥の斜面にある=那須町で写真一覧 「近づいてきた生き物を毒を吐いて殺してしまう」というのが名前の由来。今も近くで野生動物が死ぬことがある。毒の正体は火山ガスで、周囲に複数の噴気孔があるのだという。取材で訪れた日も、近くに毛が茶色い動物の死骸のようなものがあり、その上をカラスが飛んでいた。 殺生石園地と呼ばれる周辺エリアには、大小さまざまな石がころがる「賽(さい)の河原」もある。また、親不孝を重ねて地獄に落ちたという僧侶・教伝を供養する「教伝地蔵」や、1000体近い小さな地蔵などがあり、不気味な雰囲気が漂う。 「九尾の狐(きつね)は今でも『悪者』のイメージを持たれることが多いが、最後は玄翁和尚という僧侶と問答し、成仏させてもらう代わりにこの地を守る約束をしたんです」。那須温泉昔語り館館長で、那須湯本の語り部活動をする阿久津靖彦さん(56)はそう解説する。「那須に住む私たちにとって殺生石は神様です」。すぐそばには九尾の狐をまつる「九尾稲荷神社」もある。 殺生石だけでなく、この地域の伝説や産業は、火山活動と密接に関係している。7世紀前半に発見されたという温泉「鹿の湯」は、古くから湯治場として人気を集め、松尾芭蕉も立ち寄って殺生石の句を残した。火山ガスの硫黄成分の結晶「湯の花」も貴重な資源で、江戸時代には年貢米の代わりに納めていたという。殺生石園地にある「千体地蔵」=那須町で写真一覧 九尾の狐伝説は繰り返し演劇や文学作品などで描かれ、殺生石も観光スポットとして人気を集め続けた。「私が子どものころは今より火山ガスが出ていて、その影響で周りに木も全然なかった。昔はもっと危険だったはずだが、近寄るなと言われれば近寄りたくなる。人間の心理ですよね」。阿久津さんは話す。 殺生石園地には木道が整備され、草木が生える場所も広がってきた。だが「毒」のリスクがなくなったわけではない。火山ガスは低いところにたまるため、環境省日光国立公園那須管理官事務所は、園地では木道の上を歩くこと、ペットや小さな子どもは抱いて移動することを呼びかけている。【宇都宮支局長・大場あい、写真も】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>