一人暮らしの女性、生活費いくら? 新宿区は最低28万円 区労連

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毎日新聞 2025/7/23 10:29(最終更新 7/23 10:29) 928文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷新宿区の最低生計費を公表する記者会見で生活の様子を話す菊地成美さん(左)ら=東京都新宿区で 東京都新宿区で一人暮らしをする女性の生活費はいくらかかるのかを、同区で活動する労働組合の新宿区労連(伊藤之知議長)が生活実態を元に試算した。最低生計費は税金や社会保険料込みで月額28万2561円となり、時給換算(月173・8時間)は1626円となった。都の現在の最低賃金(最賃)1163円を大きく上回る金額になった。【東海林智】 新宿区労連は、非正規労働者などが個人加盟する新宿一般など最低賃金に近い状態で働く組合員も多く、非正規労働者の賃上げにつながる最賃の引き上げ運動にも力を入れてきた。その中で、新宿で普通に暮らすにはいくら必要かを要求する根拠にしようと調査を始めた。今回、男性の生活実態アンケートの回答が不足したため、女性の生計費だけを試算した。Advertisement 調査は生活実態を調べ、食料品や衛生用品、娯楽など生活に必要な物を積み上げる方式で実施した。2019年に大規模な調査を行ったデータを、区内の市場価格調査や組合員の生活実態のアンケート結果を踏まえてアップデートした。その結果、生計費は19年調査から2万55円(16・3%増)増えた。増加は住居費7万2917円(更新料込み)や食費4万6019円など、物価高騰の影響を受けていた。 同区は家賃は高いが交通費が安いなどの特徴があり、生計費は同様の調査をした世田谷区(月額28万7089円)より安く、北区(同27万5663円)より高くなっていた。 調査に協力した新宿区のスーパーで働く菊地成美さん(35)は、16年勤務していて時給1300円台で週5日フルタイムで働き月収は21万円だという。菊地さんは「最賃より高い時給でも普通の生活には7万円も足りないという事実にがく然としている。1円でも安くと毎日何軒もスーパーを回る生活をしても、東北の古里に帰ることすらままならない。せめて最賃が生計費に近づくぐらい上がってほしい」と話した。 調査に協力した静岡県立大短期大学部の中沢秀一准教授は「普通の生活を支える最賃という意味では、政府が掲げる1500円でも足りないということが明らかになった」と分析した。新宿区労連では試算を元に、区に公契約条例の下限額の引き上げや最賃の引き上げを求める運動に力を入れたいとしている。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>