南海トラフ臨時情報、8月にも指針改定へ 昨年の巨大地震注意で混乱

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力丸祥子2025年7月20日 15時30分和歌山県白浜町の白良浜の海水浴場に掲示された「閉鎖中」の案内=2024年8月9日、和歌山県白浜町、勝部真一撮影 南海トラフ地震発生のおそれが高まったときに発表される「臨時情報」について、政府は8月にも、自治体や企業が取るべき対応を示したガイドラインを改定する方針を固めた。昨年8月に初めて発表された際、イベントの開催や鉄道の運行をめぐって混乱も起きたことから、あらかじめ備えておくよう求める。 内閣府は、防災分野の課題全般について助言をもらう有識者会議を7月中に発足させ、臨時情報のガイドライン改定案も議論する。 南海トラフ地震の想定震源域でマグニチュード7以上の地震などが起こると臨時情報の「巨大地震注意」が発表される。 ただ、現行のガイドラインでは、巨大地震注意について避難所の開設やイベント開催、公共交通機関の運行継続などをめぐり、どうすべきかの指針が示されておらず、昨年8月の発表時には対応が分かれた。その後、自治体や企業からは、取るべき対応について「統一的な運用」を求める声が上がっていた。 ガイドラインには「共通編」と「住民編」があり、巨大地震注意について自治体が住民に家具の固定や避難経路の確認などを促すよう書かれていた。新たに「地方公共団体編」を設け、各編で巨大地震注意についての対応を明記。社会活動を継続しながら、地域ごとの事情を踏まえた対応を取れるような体制の整備を求める。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人力丸祥子東京社会部|気象庁クラブ専門・関心分野防災、合意形成こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月20日 (日)参院選、きょう投開票関電、福井に原発新設検討へ駆除のヒグマ 人襲ったと判明7月19日 (土)39年前の殺人事件で再審無罪住宅地でヒグマ駆除関東甲信など梅雨明け7月18日 (金)セブン&アイへの買収案撤回警察の取り調べ 違法と認定ヒグマと人 危険な距離7月17日 (木)アステラス社員に実刑判決ローマ字のつづり方変更へ芥川賞と直木賞、該当作なしトップニューストップページへ参院選投票率、午後2時時点で18.51% 前回比で0.26下回る12:44時代を反映する参院選の候補者数 今回、女性候補は過去2番目の多さ11:00「トランプ2.0」は何を変えたのか 翻弄の半年を記者4人が解説9:00南海トラフ臨時情報、8月にも指針改定へ 昨年の巨大地震注意で混乱15:30ブラジルサッカーの源流は貧困 「富裕層入り」がモチベーション14:00誰に投票?どんな候補者? 迷ったら朝日新聞の参院選ページへ9:40