「座敷牢のよう」記者に届いた訴え 北大「追い出し部屋」にみる悪弊

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毎日新聞 2025/7/24 11:00(最終更新 7/24 11:00) 有料記事 1936文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷北海道大理学研究院=札幌市北区で2025年5月20日午前10時53分、鳥井真平撮影 北海道大理学研究院の化学部門で複数の准教授が「教授会によって組織的に孤立させられている」と訴えていた問題は、准教授たちの独立した研究室運営と学生の研究指導再開が4月から認められ、事態が一部改善された。 それでも、たった一人で研究に取り組む「孤立状態」が4年以上続いた准教授もおり、教授会側の責任は決して軽くない。北大の「追い出し部屋」問題を取材してきた社会部北海道グループ(前くらし科学環境部)、鳥井真平デスクは、「国や研究機関は同様の事例が他大学でもないか調べ、アカデミアで続く悪弊から脱却すべきだ」と訴えます。 「到底許容できない状況が続いている」。ある若い研究者から、そんな訴えが舞い込んだのは2023年2月のことだ。教授退職後の研究室に残された准教授や助教が「たった一人で追い出し部屋で研究を続けている」というのだ。別の関係者からも同様の情報が届いた。「部門には自浄作用が全くない」。聞けば、不遇な状況にあったのは研究実績も十分にある教員たちだった。助けを求めていた。 その後1年以上かけ、関係者に話を聞いて回った。「○○さんも追い出された」「座敷牢(ざしきろう)のような狭い部屋に入れられた」。本人が望まないまま学外へ移籍したケースも少なくなかった。 学生指導や研究室運営に関わっていない教員は複数いた。ある准教授は、与えられた事務スペースがわずか4平方メートル。2人でいると立ってすれ違うのも難しい狭さだった。内部文書の記載に驚き 内部文書を入手して驚いた。化学部門の教授会に当たる「講座委員会」は、教授不在となった研究室に残された教員を「旧スタッフ」などと記載し、他の教員と明確に区別していたのだ。 さらに、20年度には講座委によって「内部基準」が作られていた。旧スタッフに、新たな学生は配属…この記事は有料記事です。残り1182文字(全文1936文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>