国民民主が千葉で初議席 自民2議席維持できず 現職・豊田氏引退へ

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毎日新聞 2025/7/21 12:04(最終更新 7/21 12:26) 1734文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷当選確実の一報を受け万歳する小林さやか氏(中央)=千葉市中央区で2025年7月20日午後8時16分、平塚雄太撮影 参院選が20日投開票され、千葉選挙区(改選数3)では国民民主党新人の小林さやか氏(41)、立憲民主党現職の長浜博行氏(66)、自民党現職の石井準一氏(67)が当選を決めた。派閥裏金問題が発覚してから逆風の続く自民が、2013年以降維持してきた2議席のうち1議席を失った。一方、現役世代の支持を集めた国民が千葉で初めて議席を獲得。今回は過去最多の16人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げた。投票率は55・74%(前回50・01%)だった。【参院選取材班】 当選確実の知らせを受け、国民・小林氏は千葉市中央区の事務所に姿を現し、「胸がいっぱいで言葉にならない」と支援者に頭を下げた。報道陣から勝因を尋ねられ、「『手取りを増やす』という地に足のついた経済政策を評価してもらった」と分析した。Advertisement 元NHK記者の小林氏はビラ配りやSNS(交流サイト)などで知名度の向上に努め、演説で3人の子を育てながら働いたことに言及し「頑張る人が報われる社会にしたい」と訴えた。 6月に山尾志桜里元衆院議員の公認問題で党運営が批判を浴び、参院選への影響が懸念された。しかし、小林氏は連合千葉の推薦を受けつつ、現役世代の支持を受けて選挙戦を優位に進めた。立憲 長浜氏が手堅く4選4選確実の報道を受けて万歳をする長浜博行氏(中央)=千葉市中央区で2025年7月20日午後10時46分、石塚孝志撮影 立憲現職の長浜氏は政権批判票を掘り起こしつつ、連合千葉の推薦を受けながら安定した戦いで4選を決めた。千葉市中央区の事務所で支援者らと万歳三唱し、「地に足がついた政治活動を基本に、日本の政治が良くなるように頑張りたい」と決意を新たにした。 公示前までは参院副議長の立場から表立った政権・与党批判をしづらかったが、選挙期間に入ると姿勢を転換。「情報は役人や大臣でなく、国民のもの。政権交代すれば前政権の曇りガラスが透明になる」と、「ガラス張りの政治」を訴えた。 元首相の野田佳彦代表が公示後、2度応援に入った。野田政権で内閣官房副長官などを務めた長浜氏を「同志中の同志」と述べ、支援を呼びかけた。自民 石井氏4選 議席守る当選確実が伝えられ、万歳する石井準一氏(左から2人目)=千葉市中央区で2025年7月21日午前0時18分、高橋秀郎撮影 自民現職の石井氏が、党の支持率が低迷する中でも着実に組織票を固めて4選を果たした。石井氏は千葉市中央区の事務所であいさつし、「選挙の怖さを身をもって感じた。票の重みを感じ取り、国政のかじ取り、国民の課題解決に歩みたい」と語った。 石井氏は党参院国対委員長の要職にあり、過去2回連続でトップ当選したベテランだ。今回は公示前から危機感が強く、これまで以上にミニ集会に力を入れた。 街頭演説で小泉進次郎農相ら有力政治家を相次いで呼んでアピール。「私を3番目の議席に押し上げていただきたい」となりふり構わず訴えた。自民の2議席確保より自身の確実な当選のため、票集めに奔走した。参政 健闘の中谷氏及ばず開票結果が判明する前に記者会見し、選挙戦を振り返る中谷めぐ氏=柏市で2025年7月20日午後10時30分、柴田智弘撮影 中谷氏は参政への追い風に乗って健闘したものの、議席には届かなかった。開票結果が判明する前の午後10時過ぎに記者会見し、「当落線上に来れると予測していなかったので驚いている。国民の不安や不満と、我々の訴えが合致したのではないか」と話した。 6月の東京都議選を機に参政の支持率が急上昇すると、中谷氏は他陣営から「岩盤の保守層が奪われる」(自民県連幹部)と警戒されるようになった。 SNS(交流サイト)を通じた情報発信に加え、駅頭で有権者に握手を求める地道な選挙戦を展開。「行きすぎた外国人の受け入れの規制」など保守色の強い政策を訴えつつ、家族の話題を織り交ぜて子育て世代にもアピールした。自民 豊田氏が敗北 引退へ集まった支持者らに敗戦の弁を語る豊田俊郎氏=千葉市中央区の事務所で2025年7月20日午後9時ごろ、高橋晃一撮影 自民現職の豊田俊郎氏(72)は開票が始まったばかりの午後9時すぎ、千葉市中央区の事務所で「期待を裏切ってしまったことにおわびしたい」と敗北を認め、政治家引退を表明した。 八千代市長から転身し、2013年参院選は2位だったが、19年は3位で滑り込んだ。今回は自民への向かい風にさらされ、その勢いを「暴風を通り越して、線状降水帯が日本全国を覆った」と表現した。 公明党主催の講演会に頻繁に顔を出して支援を要請し、ミニ集会で票固めに力を注いだ。ただ、自民党内でも「勝ち馬」に乗ろうと豊田氏を離れ、石井氏の支援に回る地方議員が出た。無党派層からの支持は広まらず、挽回できなかった。【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>