子どもは「1か月1000円」で好きなだけ乗れる!? 西武が値上げと同時に“思い切った運賃体系”へ

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2025.07.23乗りものニュース編集部tags: きっぷ, 埼玉県, 東京都, 西武, 鉄道西武鉄道が、2026年3月に普通運賃と通勤定期運賃を値上げする予定です。運賃改定は24年ぶり 西武鉄道は2025年7月23日、鉄道旅客運賃の改定申請が国土交通大臣から認可されたと発表しました。2026年3月に普通運賃と通勤定期運賃を値上げする予定です。拡大画像西武新宿線(画像:写真AC) 西武によると、消費税率変更によるものを除くと、運賃改定は2002年以来24年ぶり。 普通運賃の平均改定率(改定前の鉄道駅バリアフリー料金を含む)は11.9%です。現金磁気きっぷの場合、10円から80円値上がりします。 初乗り(~4km、現金)は現行160円が改定後170円に。池袋~所沢間など25~28kmは360円が410円に、西武新宿~本川越間など45~48kmは520円が600円にそれぞれ改定します。池袋~西武秩父間など77~81kmは、800円のまま据え置きです。 通勤定期運賃も平均10.0%値上げしますが、一方で通学定期運賃は家計負担に配慮し、現行のまま据え置きます。 なお、運賃への鉄道駅バリアフリー料金の加算は、今回の運賃改定にあわせて廃止さます。 一方、小児運賃は体系が大きく変わり、西武線内の全区間で均一にします。現金磁気きっぷは現行と同じく大人運賃の半額としますが、IC小児普通運賃は1乗車50円に。小児通学定期運賃は1か月一律500円、小児通勤定期運賃は1か月一律1000円です。 また、小児用PASMO限定で、西武線全線が1か月1000円で乗り放題になるフリー定期券も発売します。 西武によると、小児通勤定期における均一運賃導入や、小児ICカード限定の全線フリー定期券の導入は、大手私鉄で初といいます。【何円上がる?】現行と改定後の普通運賃を比較(画像)