毎日新聞 2025/9/12 17:29(最終更新 9/12 17:30) 979文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷55年前の大阪万博で使用されたピアノを弾く三浦広彦さん=大阪市此花区で2025年9月12日午前11時49分、山口起儀撮影 大阪市で開催中の大阪・関西万博で12日、奈良県の最後の催事となる「ALL NARA HARMONY―感じる奈良展―」が始まった。会場となるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater~いのちのあかし~」は、県出身の映画監督の河瀬直美氏が総合プロデュースした。55年前の大阪万博で使われたピアノの“復活演奏”のほか、県内全市町村の紹介映像の放映も行われている。 「万博ピアノ」は当時、河合楽器製作所(静岡県)が製造し、会場の野外劇場で使用された。終了後に買い取った企業から1971年、榛原高校(現宇陀高校)に寄贈され、今でも使用されている。表面が55年前の万博イメージ色のエメラルドグリーンに塗られているのが特徴だ。Advertisement 「Dialogue Theater」の会場建物の一部は、廃校となった旧十津川村立折立中学校の校舎部材を再利用。万博ピアノと合わせて昭和の懐かしさを感じさせる空間を演出している。河瀬氏のこだわりで吹き抜けや窓を増やした開放感ある空間にした。 この日の万博ピアノの演奏会は立ち見が出るほど多くの人が集まった。河合楽器の三浦広彦さんが世界の過去の博覧会にまつわる曲を奏でた。柔らかく奥行きのある音色が響き渡り、終了後は拍手に包まれていた。他に万博ピアノにまつわる講話もあった。15日まで展示され、13日には宇陀高生徒の生演奏もある。 横浜市の主婦(66)は「美しい音色だった。55年前の万博とのつながりに運命を感じる」と感動。同社の河合健太郎社長は「以前の万博の頃に働いていた社員はもういないが、当時の(河合楽器の)音が再現されて感慨深い」と目を細めた。 市町村の1分間PR映像は、都会の喧噪(けんそう)から離れた各市町村の川や森などの自然の静寂さを放映。河瀬氏は「各場所の一番良い季節に撮影した。奈良の深い魅力を知るきっかけにしてほしい」と来場者に呼び掛けた。映像の終盤に登場する各市町村ゆかりの万葉集の歌は、河瀬氏の直筆だ。 14~15日は繊維業やはき物など県内の地場産品の展示コーナーを設置。16~25日は、39市町村を五つの班に分けて2日間ずつPRする。山下真知事は「かつての小学校のようなほっとする空間で、万博ピアノや市町村紹介映像が調和している。奈良のことを好きになる人が増える場所になってほしい」と期待した。【山口起儀】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>